米Microsoftは6月6日(現地時間)、Microsoft Live Labsが開発している「Photosynth」テクノロジを用いてイーリー大聖堂 (Ely Cathedral)などを表現する技術プレビューを開始した。これは英British Broadcasting Corp. (BBC)との共同プロジェクトで、 7月半ばまで公開される予定だ。

Photosynthは、同じ場所やオブジェクトを撮影した複数の写真から3Dスペースを構築する。風景やオブジェクトの一部ではなく、全体を伝える表現技術だ。閲覧者は、ズームイン/ズームアウト、回転などを使いながら、3D空間を散策できる。

イーリー大聖堂

写真をグループ化して一覧表示するSimilarity View

公開中のデモではイーリー大聖堂のほか、バーリー・ハウス (Burghley House)、バースのロイヤル・クレセント (Royal Crescent)、ブラックプール・ボールルーム (Blackpool Ballroom)、スコットランド議事堂 (Scottish Parliament)、トラファルガー・スクエア (Trafalgar Square)など、英国の歴史的な場所を楽しめる。

ブラックプールのボールルームは屋内を紹介

写真を写した場所を確認

Photosynthを利用するには、Windows XP SP2またはWindows Vista、Internet Explorer 6/ 7またはFirefox 1.5/ 2.0が必要。