シックス・アパートは5日、ブログソフトウェアの次期バージョン「Movable Type 4」の発売に先立ち、同製品の無償ベータ版を「movabletype.org」のWebサイトで公開した。
対応プラットフォームはLinuxとSolaris、BSD、Mac OS X、Windows XP / Vista / Server 2003。動作には、Internet Explorer 5.x以上、Firefox、SafariなどのWebブラウザのほか、Apache / Microsoft IIS / NetscapeいずれかのWebサーバと、MySQL 4.0以降 / PostgreSQL / SQLiteいずれかのデータベースエンジンが必要。
「Movable Type 4」では、書体の変更や画像の貼り付けといった編集機能の強化に加え、入力中の記事の自動保存などユーザインタフェースを刷新。企業での採用事例増加を受けコンテンツ管理システム(CMS)機能を強化、複数のブログをまとめたポータルページの構築や、画像やファイルを含め完全なバックアップが可能になった。コメント投稿者にブログ記事の投稿を許可するなど、コミュニティ機能も強化されている。「Movable Type 4」製品の出荷開始は7月18日を予定、価格は1サーバー / 5ユーザーの基本ライセンスパックが52,500円、バージョンアップ版が21,000円。
製品の発表にあわせ公開された無償ベータ版は、氏名とメールアドレスを登録すればダウンロード可能。プロプライエタリなMovable Type 4 Beta Licenseのもと提供されるが、2007年第3四半期には「Movable Type Open Source」(MTOS)としてGPLのもとオープンソース化される予定。オープンソース化の理由は単純で、顧客とコミュニティの要望によるものだと同社では説明している。