iSQL-Viewer project membersは3日(米国時間)、iSQL-Viewerの最新版となるiSQL-Viewer 3.0.0を公開した。iSQL-ViewerはJavaで開発されたJDBC 2/3互換のデータベースフロントエンドアプリケーション。Mozilla Public License version 1.1のもとオープンソースソフトウェアとして公開されている。

iSQL-ViewerがサポートしているデータベースプラットフォームはPostgreSQL、MySQL、Oracle、Informixなど。操作はひとつのUIに統合されており、対象のデータベース如何にかかわらず、同じインタフェースを経由して同じ操作を実施できる。

iSQL-Viewerの主な機能は次のとおり。

  • データベースの内容閲覧
  • データベーススキーマの閲覧
  • SQL命令を保持するためのSQLブックマーク
  • 実行したSQL命令を記録するSQLヒストリ
  • 扱いやすいSQLコンソール(SQL命令の実行用コンソール)
  • クロスプラットフォームで動作するエンハンスユーザインタフェース

iSQL-Viewerはマルチプラットフォームで動作する、データベース開発者やJDBCドライバ開発者のために開発されたフロントエンドアプリケーション。

3.0.0ではアプリケーションそのものが書き換えられている。サービス生成プロセスが改善されたほか、ブックマーク、サービス、ヒストリなどのアプリケーションコンポーネントで活用するために、新しく組み込みデータベースとしてApache Derbyが採用されている点も興味深い。そのほかシンタックスハイライトの改善、ユーザインターフェスの改善、SQL命令における置換機能の改善などが実施されている。

iSQL-Viewerは2003年6月6日(米国時間)にiSQL-Viewer 2.1.5がリリースされている。このため4年の歳月を経て3系がリリースされたことになる。全面的に書き換えられたほか、SQLブックマークやSQLヒストリといった機能に注目だ。