英大手通信企業BT Groupの調査によると、英国の小規模企業の33%が月平均20時間をITシステムに関連した問題で浪費していることが分かった。IT問題の修正に費やす金額は、年間5,000ポンド(約120万円)に及ぶという。
これは、BTの法人事業部、BT Businessが英国企業に勤務する1,000人を対象に調べたもので、多くは従業員数100人以下の中小企業社員。同社は5月24日に調査結果を発表した。
それによると、「毎日何らかのIT問題が生じている」と回答した人は36%おり、「週1回以上」と回答した人は66%だったという。IT問題が最も影響を与えているのは生産性で、33%もの企業が毎月平均20時間をIT問題解決のために費やしていることになるという。ITの問題として最も多く挙がったのは、「コンピュータの速度」で半分以上が遅いと指摘した。23%が「電子メールの紛失」を挙げた。
回答者の69%が社内にITサポート専門チームがいると答えたが、IT問題を修正するのに年間5,000ポンドを費やしていることが分かった。
BTでは、企業は事業をITに依存しており、適切なサポートと問題を未然に防ぐ措置を講じる必要があるとアドバイスしている。