大手通信機器メーカーの仏Alcatel-Lucentは24日(現地時間)、セキュリティサービス「Alcatel-Lucent Service Risk Management(SRM)」を発表した。脆弱性を早期に発見することでネットワークサービスのリスクを軽減するもので、通信キャリアや企業はセキュリティ管理のコストと時間を削減できるという。
SRMは、同社の複数の技術を組み合わせた包括的なパッケージサービス。通信キャリア、大企業を対象としたマネージドセキュリティサービスで、運行サポートシステムやITシステム内のセキュリティ情報を収集し、Alcatel-Lucent Threat Management Centreで脅威を発見、それがサービスに与える影響を測定する。
Threat Management Centreは、脆弱性検出、モニタリング、インシデント対応機能を利用してセキュリティ脅威を特定する。脆弱性データベースとインフラ資産をマッピングするリスク分析機能により、リスクと脆弱性をインテリジェントに管理できるという。また、API公開により、サードパーティのソリューションとの相互運用性もあるという。
SRMは、カナダの防衛研究機関であるDRDC(Defense Research and Development Canada)とAlcatel-Lucentの共同開発プロジェクトとして開発されたという。同サービスの提供は、今年第3四半期に開始の予定。