日立情報システムズ(以下、日立情報)は22日、電子メールのアーカイブと高速検索、フィルタリングを行うパッケージ製品「WISE Audit(ワイズ オーディット)」を活用した電子メールアーカイブ/検索サービスの開始を発表した。

「WISE Audit」は、エアーが開発した電子メールのアーカイブフィルタシステム。今回日立情報が開始する電子メールアーカイブ/検索サービスは、エアーとのアライアンス契約により、WISE Auditの販売導入/構築、リモート監視、アウトソーシングなど、顧客のニーズやシステム環境に応じたサービスメニューを提供するもの。とくに、「遠隔マネッジド型アウトソーシングサービス」「データセンタ型アウトソーシングサービス」など、日立情報のデータセンタとシステム運用ノウハウや経験を活かし、ユーザーの負担を軽減するサービスを提供する。

データセンター型アウトソーシングサービスのイメージ図(同社プレスリリースより)

日立情報は本サービスを、日本版SOX法への対応など企業の内部統制構築/強化を支援するソリューションのひとつとして位置づけて展開する。売上目標は、今後2年間で顧客社数100社、5億円。

なお、サービスメニューは以下の通り。

  • データセンタ型アウトソーシングサービス
    日立情報のデータセンター内にユーザー企業のメールアーカイブ環境を構築する。月額35万円から。
  • 遠隔マネッジド型アウトソーシングサービス
    ユーザー企業内に構築したメールアーカイブシステムに対し、日立情報のデータセンターからリモートで監視、情報収集や分析などを行う。月額30万円から。
  • 導入/構築サービス
    ユーザー企業内にメールアーカイブシステムを構築。導入後はサポート契約に基づく運用支援を提供。システム構築サービスは50万円から。サポートサービスは月額5万円から。
  • 製品販売サービス
    「WISE Audit」ソフトウェアの販売。ユーザー企業自身が構築を行う。WISE Auditのアーカイブライセンスは135万円から。サポートサービスは月額5万円から。