CentOSプロジェクトは17日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linuxクローンの「CentOS 4.5」をリリースした。対応プラットフォームはIntel x86とx86_64、IA64の3種。インストールイメージは、同プロジェクトのWebサイトやBittorrent経由で配布される。
CentOS 4.5は、上位OSプロバイダという位置付けのRed Hatが、5月1日に「Red Hat Enterprise Linux 4.5」(RHEL 4.5)をリリースしたことを受けたもの。RHEL 4.5と同様、CenOS 4.5にもRHEL 5.0の新機能がバックポート、パラ・バーチャライゼーション(準仮想化)に対応したXenが収録された。デスクトップツールも一部見直され、OpenOffice.org 2.0プレビュー版が提供される。
RHEL 4.5のリリースは、RHEL 5から採用された旧バージョンのサポートを継続するサービス「Z-Stream」の一環。Z-Streamでは、旧バージョンもリリース後18カ月間はメンテナンスが継続されるため、都合によりシステムをアップデートできないユーザも、一定期間システムを使い続けることが可能になった。