日本BEAは18日、企業向けWeb 2.0対応新製品として、「BEA AquaLogic Pages」「BEA AquaLogic Ensemble」「BEA AquaLogic Pathways」の3製品を発表した。出荷時期は、2007年夏頃の予定。

各製品の概要は以下の通り。

BEA AquaLogic Pages

コラボレイティブなWebアプリケーション作成ソフトウェア。Wikiやブログ、データ駆動型のコラボレイティブなWebアプリケーションなどの作成が可能。IT部門では、業務システムに求められる管理性とガバナンス・コントロールが実現できる。ユーザーは、WebページをWord文書の作成や電子メールの送信などと同程度の容易さで作成することが可能だという。

BEA AquaLogic Ensemble

マッシュアップを活用したWebアプリケーション構築とそのWebリソースの統合/管理を行うソフトウェア。アプリケーション、コンポーネント、ウィジェット、プログラマブル機能など、多様なWebリソースを管理するとともに、それらのリソースを既存のWebアプリケーションや新たな開発者主導のマッシュアップによって統合することが可能。

BEA AquaLogic Pathways

企業内における情報検索や専門知識を発見・共有するためのソフトウェア。企業内のコンテンツを個人的およびコラボレイティブに管理できる、次世代の協調型情報および知識検索ソフトウェアだという。IT部門にとっては、リサーチ・データベースからエキスパート・ロケーション・システムまでをカバーする検索駆動型アプリケーションの構築用プラットフォームとして利用することが可能。より精度の高い検索結果が得られることで、もっとも重要かつ関連性のあるコンテンツや人を直接探し出すことができる。また、検索を実行したユーザーがコンテンツや人に「タグ」をつけることができ、各項目に説明を加えることが可能。

BEAでは、今回の製品発表に伴い、コミュニティの結成を通し、製品およびWeb 2.0に関する各種の情報を共有することを目的とした新たなWebサイト「En.terpri.se」も公開した("Enterprise"という意味のようだ)。同サイトには、各製品の活用デモも掲載されている。