米Hitwiseは、米Googleが提供する電子メールサービス「Gmail」の利用者層に関する最新調査レポートを発表した。Yahoo! MailやHotmailとは異なるユーザー層が浮き彫りになっている。

同レポートによれば、米国内でGmailアカウントが招待制から完全登録制へと移行した今年2月以降、Gmailユーザーの増加が目立っている。今年2月から4月にかけて、米国内におけるGmailへのトラフィックは17%の増加を記録し、Yahoo! MailおよびHotmailのトラフィックは過去1年間で低下したのに対して、Gmailは同30%も増加したという。

また、今年4月中にGmailを利用したユーザーの54%は、18~34歳の年齢層で占められた。この層のユーザーが約4割にとどまるYahoo! MailやHotmailと比較して、Gmailユーザーには若者が目立っているようだ。さらに、Yahoo! MailおよびHotmailユーザーと比べて、Gmailユーザーには都会で暮らす人の割合や、世帯年収が100,000~149,999USドルの高所得者の割合が高く、またSNS「Facebook」ユーザーの高いGmail利用率も特徴に挙げられている。

若者の割合が高いGmailユーザー層

しかしながら、今年4月のYahoo! MailのトラフィックはGmailの約13倍、HotmailのトラフィックはGmailの約6倍を超えるとも報告されており、依然として利用シェアには大きな差があることも判明している。