米Googleは、英語版のgoogle.comのホームページデザインを一新し、より幅広い情報を一括入手できる「Universal Search」の提供を開始した。今後は日本語版のgoogle.co.jpを含む各国語サイトへの移行も期待される。
同社が数年間の研究開発を進めて誕生したとされるUniversal Searchでは、検索語を入力してサーチを行うと、該当するWebサイトの情報が検索結果としてリストアップされるだけでなく、画像・動画・ニュース・ブログ・書籍などの情報も同時に表示される。例えば、Steve Jobs氏に関する検索を実行すると、改めて画像検索を実施しなくても、検索結果ページに画像データが一覧表示されるほか、上部には該当する動画やニュース情報の存在を示すリンクボタンが自動的に登場するようになった。
また、Universal Searchの導入に伴って、ページ左上には常に、同社サービスの「Gmail」「Google Calendar」「Google Maps」「Google Docs & Spreadsheets」などへジャンプするリンクバーが表示されるようになっている。さらに、検索中の用語から、ショッピングや関連書籍、ブログ、プログラミング言語、特許情報に至るまで、より掘り下げた検索を進めるためのリンクバーも一覧表示可能とされている。
同社のSearch Products & User Experience部門副社長のMarissa Mayer氏は「よりシンプルかつダイレクトな検索エクスペリエンスをユーザーに提供できるよう、開発が続けられてきた。Universal Searchの究極の目標は、インターネット上に散らばる膨大な情報を全て連携させて、その中からユーザーの検索用語にマッチする最高の答えを提供していくことにある」とコメントしている。