独SAPは15日(現地時間)、米Novellと提携し、両社の共同ユーザー向けにサポートパッケージ「SUSE Linux Enterprise Server Priority Support」を提供することを発表した。OSから業務アプリケーションまで、サポートに関して単一の窓口を提供するという。
このサポートパッケージは、SAPの「SAP NetWeaver」や業務アプリケーションをNovellの「SUSE Linux Enterprise Server(SLES)」で運用する顧客向けのもの。SAPのアプリケーション管理「SAP Solution Manager」を通して、NovellのサポートとSAPがグローバルに展開するサポートサービスを統合、サポートに関する窓口を一本化する。これにより顧客は保守作業を合理化でき、コストと煩雑性を軽減できるとしている。
両社はこのほかにも、共同でSAP向けにSLESを最適化する。また、SAPは好ましいLinuxプラットフォームとしてSLESを推奨するという。将来、さらなる統合や最適化についても作業を進める計画という。
同サポートパッケージは同日提供を開始、今後3カ月間は初年度割引料金を適用する。また、ボリュームディスカウント価格も提供する。