米Microsoftは6日(現地時間)、MSN Hotmailの後継となるWebサービス「Windows Live Hotmail」を7日より提供することを発表した。ユーザインタフェース(UI)の拡張、セキュリティ機能強化、Windows Live Messengerとの連携など、さらに充実したサービスを提供するとしている。従来のMSN Hotmailユーザーは、既存のアカウントをWindows Live Hotmailにアップグレードすることも可能。
Windows Live Hotmailでは、従来のMSN Hotmailと同じようなUIである「classic version」のほか、右クリックやドラッグ&ドロップでの操作にも対応する「full version」も用意、アドレスのオートコンプリートなどの便利な機能にも対応している。
また、Windows Live Messengerのコンタクトリストに表示されている他のユーザーのログイン状況を、Windows Live Hotmailの「Inbox」画面で確認することが可能になった。必要であれば、Windows Live Hotmailを表示しているブラウザの画面上から、チャットを開始することもできる。
セキュリティ機能は受信メールに「Safety bar」を表示することで強化した。これはInboxに貯まるそれぞれの受信メールについて、既知の送信者であれば「白」、未知の送信者であれば「黄色」、フィッシング詐欺を誘発するなど悪意あるメールの可能性がある場合は「赤」のバーを表示する機能だ。また、「mark as unsafe」と表示されるリンクを設置することで、迷惑メール送信者のメッセージを自身のアカウントから自動的に削除できるようになった。