セイコーエプソンは、ビジネス向けレーザープリンタ「オフィリオプリンタ」シリーズの新製品で、A3モノクロに対応した「LP-S4000」と、同機のPostScript3対応モデル「LP-S4000PS」を発表した。LP-S4000は5月25日の発売で21万8000円(税別)、LP-S4000PSは6月下旬の発売で28万8000円(税別)。
LP-S4000は、100万ページまたは5年印刷可能な高耐久性、40枚/分の高速印刷、セキュリティ印刷の3つの特徴をあわせ持つ製品。セキュリティ印刷機能に関しては、不正コピー抑止、認証印刷、印刷履歴管理の3つの手法を取り入れている。
不正コピー抑止では、コピーやスキャン時に文字が浮き上がる地紋を同時に印刷し、原本かコピーかを判別できる「透かし印刷」機能を搭載。認証印刷では、ネットワークI/Fカード(PRIFNW7S)と非接触ICカードリーダーを接続することでFeliCaカード認証を行う「個人認証印刷」機能、メモリを追加するだけでプリンタのパネル上からパスワード入力を要求できる「パスワード認証印刷」機能の2つが用意されている。印刷履歴管理では、ネットワーク接続の各ユーザーから印刷ログを自動収集することが可能とされている。
LP-S4000の仕様は、解像度が1200dpi/600dpi。印刷速度がA4横で40枚/分、A3が20枚/分で、両面印刷にも対応する。用紙サイズはA3からハガキまで。給紙容量は、MPトレイが200枚、用紙カセットが550枚、オプションのユニバーサルカセットユニットがA3/A4とも550枚、同オプションの大容量給紙ユニットが2000枚で、トータルで最大3300枚。インタフェースは100BASE-TX/10BASE-Tイーサネット、パラレル、USB2.0。拡張スロットも装備するほかメモリスロットも搭載している。また、LP-S4000PSでは、プリンタドライバを介さずにPDFファイルをプリントするダイレクトプリント機能を搭載している。