米McAfeeの研究機関Avert LabsのBlogエントリによると、任天堂のWii上で動作するWebブラウザ「Opera」の脆弱性の再現に成功したという。
Wiiには「インターネットチャンネル」と呼ばれる機能があり、これを「Wiiショッピングチャンネル」からダウンロードすることでOperaを利用することが可能。
そのOperaに、米iDefence Labsが4月1月付で公開した脆弱性が存在しているという。この問題はインターネットチャンネルにも影響を与え、4月12日付で修正版(9.10)がWiiショッピングチャンネルを通じて入手可能とされる。
Avert Labsはこの問題をWii上で再現した様子をYouTubeで公開した。一瞬でOperaが再起動する様子のみの映像となっている。
加えて、このようなOperaの脆弱性は他のデバイスにおいても再現できるとAvert Labsは指摘している。それは、携帯電話に搭載されたOperaであり、実際にSymbian8(s60ユーザーインタフェース)、ならびにSymbian9(UIQユーザーインタフェース))上で同脆弱性の再現(Operaブラウザの不正終了)に成功しているという。