独SAPは4月18日(現地時間)、ビジネスプロセス専門家を対象としたコミュニティ活動「Business Process Expert Community」の取り組みを拡大し、11の業種別コミュニティを追加したことを発表した。同社はこれにより、SOA(サービス主導アーキテクチャ)促進につなげていく狙いだ。
Business Process Expert Communityは、SAPが2006年5月に開始したコミュニティ活動で、ビジネスアナリスト、アプリケーションコンサルタント、プロセス開発者・アーキテクトといったビジネスプロセス分野の専門家が知識やベストプラクティスを共有できるフォーラムやコラボレーション環境を提供する。これを活用することで、効率よくSOAを実装できるという。
今回、すでに開設している消費財に加え、公共機関、化学、教育・研究機関、防衛、医療機関、ライフサイエンス、石油・ガス、鉱業、産業用機械・構成部品、公益事業、小売の11業種を追加した。たとえば製薬企業やヘルスケアプロバイダは、RFIDを使ったベストプラクティスを共有することで安全な薬品供給ソリューションを提供できるという。
SAPによると、すでに10万人以上のビジネスプロセスの専門家がBusiness Process Expert Communityのメンバーになっているという。