米IBMは4月16日(現地時間)、現在米カリフォルニア州サンディエゴで開催されている「Storage Networking World」において、中小企業(SMB)向けのストレージ新製品とサービス群を発表した。新製品の特徴は、各々のソリューションにあわせて最適化されたコンフィグレーションを設定し、ケーブルやアダプタ等の必要なコンポーネントをあらかじめバンドルしている点にある。また新サービス群では、中小企業がストレージ・ソリューションを導入する際のコンサルティングやインストール作業をメニューとして用意している。

新製品では、同社のローエンド向けストレージ製品のDS3200/DS3400に対し、特定のソリューションに合わせた形の設定やオプション群をあらかじめ用意しておき、ユーザーがパッケージ単位で簡単に導入できるようにするもの。これらストレージ製品は、IBMの統合管理ツールを使って包括的に管理することが可能である。また同社ではIBM Storage Servicesの名称で下記のサービス群を用意している。

  • IBM Implementation Services for Enterprise Content Management
  • IBM Storage Optimization and Integration Services
  • IBM Migration Services for Data
  • Softek Transparent Data Migration Facility(TDMF)

ユーザー企業のデータ・マイグレーションやコンテンツ管理を支援するもので、前出のパッケージとあわせてサービスを導入することで、より高い導入効果が期待できる。DS3000シリーズのスタート価格は4,200ドルで、構成に応じて変化する。また新サービス群は、IBM Global Technology Servicesより提供されることになる。