微軟(中国)有限公司(Microsoft中国)がこのほど、深耕計画を本格的に開始した。同計画は、技術協力、ソフトウェアアウトソーシング、特許技術のライセンシングと供与、戦略投資など多くの方式を採り入れ、中国本土のパートナー企業により強力なサポートを提供し、競争力の増強と中国情報産業の発展を支援するものだという。

深耕計画は、下記8つの具体的プランからなる。

1 パートナービジネスプラン:Microsoftの法人市場戦略を理解させ、各種資源の投入を通じて、パートナーによる今後3年間のビジネスプラン策定を支援。市場拡張、運営コストの削減、ビジネスポテンシャルの実現などをサポートしていく。
2 技能トレーニングの発展と支援:パートナーによる人材育成を支持し、パートナーの技術力、管理能力とマーケティング能力、競争力を増強させていく。
3 先端技術合作:Microsoftの経験と先端技術で本土パートナーとの共同成長を牽引していく。
4 ソフトウェアアウトソーシング:中国本土企業にアウトソーシングの機会を創出する。品質向上を図りつつ、利潤を増加させる過程でパートナーの技術力を増強させていく。
5 特許技術のライセンシングと供与:パートナーへのライセンシングを柔軟におこない、Microsoftが著作権、特許を有する技術成果をパートナーに提供する。そのうえでパートナーによる製品開発周期の短縮、製品とサービスの市場投入スピードアップを支援、Win-Winを実現させていく。
6 ソリューション・リエンジニアリング:パートナーとのビジネス提携やソフトウェアの提供を通じ、パートナーによるソリューション・リエンジニアリングの実現とグローバル市場における競争力の向上を支援していく。
7 戦略投資:パートナーに直接投資し、その実力を増強させていく。
8 共同マーケティング:パートナーと共同で市場を開拓し、各種のプロモーション活動を実施していく。

パートナーとの提携において理想的な業績を収めるため、Microsoft中国は上記のプランをベースにしながら、各パートナーの実情に基づき、それぞれに適したプランを作成するとしている。