アップルは、Final Cut Pro 6、Soundtrack Pro 2、Motion 3、Compressor 3を含む「Final Cut Studio 2」を発表した。同時にデジタルアセット管理とワークフロー自動化機能を備えた「Final Cut Server」も夏に発売するとしている。
「Final Cut Studio 2」は、非圧縮のHDクオリティ映像をSDのファイルサイズに実現するProRes 422フォーマットに対応した「Final Cut Pro 6」、直感的に操作できる3D環境やペイントツール、新しいビヘイビアが追加された「Motion 3」、マルチトラック編集、サラウンドミキシングなどが追加された「Soundtrack Pro 2」、ワンクリックで複数のフォーマットを作成するバッチエンコーディング機能を備えた「Compressor 3」、SDおよびHDでDVDオーサリングができる「DVD Studio Pro 4.2」、そして今回から新たに加わったカラーグレーディングおよびフィニッシングのためのアプリケーション「Color」で構成される。
「Final Cut Server」は、サーバアプリケーションで、ポストプロダクションや放送関連向けの製品。メディアアセット管理とワークフローの自動化機能を提供するもので、「Final Cut Studio 2」とシームレスに連携して動作するという。スタジオ内またはインターネットを通じて、コンテンツの閲覧、レビューおよび承認を可能にするクロスプラットフォーム対応のクライアントが用意される。
Final Cut Studio 2の価格は、148,000円。現行のFinal Cut Studioの登録ユーザは58,000円でアップグレード可能。Final Cut Proのユーザは全てのバージョンから78,000円でアップグレードできる。発売は6月下旬を予定。
Final Cut Serverの価格は、1サーバ/10クライアントライセンス版で118,000円。1サーバ/アンリミテッドクライアントライセンス版は238,000円。発売は夏を予定している。