米Krugleは9日(米国時間)、開発者向けポータルSourceForge.netとの提携を発表、SourceForgeのWebサイトに同社が開発した検索エンジンを採用したことを明らかにした。

SourceForge.netはオープンソースソフトウェア開発プロジェクトのホスティングで知られ、4月現在で14万5,000件を超えるプロジェクトが登録されている。Krugleの検索エンジンが採用されることにより、特定のプロジェクトを対象とするだけではなく、複数のプロジェクトを横断して目的のソースコードを探すことも可能になるため、ソースコードの再利用率向上が見込まれるほか、オープンソースプロジェクト間の連携を促進する副次効果も期待される。

Krugleは、文脈検索に強みを持つ2005年設立の検索エンジン開発企業。同社Webサイト「Krugle」で提供中の検索サービスは、C/C++やObjective-CといったC言語派生の高級言語から、AppleScriptやEmacs Lispといったスクリプト言語まで、数十種のプログラミング言語に対応。検索範囲をコメントや関数定義に限定するなど、オンラインで公開されている膨大な量のソースコードの中から目的のコードを迅速に発見する機能を備えている。

4月11日現在、SourceForge.netの日本版「SourceForge.jp」では、従来どおりの検索エンジンが使用されている。