インテルは5日、ノートブックPC向けプラットフォームブランド「Centrino Pro」を発表した。これまでデスクトップPC向けに展開していた「Intel vPro」と同様の企業向け管理技術、セキュリティ機能を備える。2007年第2四半期に登場する次世代Centrino(開発コードネーム:Santa Rosa)の一部とされており、近日中に登場予定の高性能ノートブックPCで採用を予定している。

Centrino Proでは、仮想化技術の「VT」や、管理者が遠隔でPCを管理する「Active Management Technology(AMT)」を搭載。プラットフォームはCore 2 Duoプロセッサのほか、802.11n(ドラフト)に対応する次世代ワイヤレス、Windows VistaのAero 3Dを動作可能な統合グラフィックスなどで構成され、オプションの「ターボ・メモリー」を利用すれば、フラッシュメモリによるシステム高速化も可能となる。

同社によれば、現在vProを導入している200社以上の法人顧客の内の多くが、このCentorino Proの追加導入を行なう見込みであるとされる。また、トレンドマイクロ、日本電気、日本ヒューレッド・パッカード、日立製作所、富士通、マイクロソフト、レノボ・ジャパンなどの業界各社が、企業向けのアプリケーションおよびソリューションでCentrino Proをサポートするという。