The Free Software Foundationは3日(米国時間)、オープンソースソフトウェアライセンス「The GNU Lesser General Public License Version 2(LGPLv2)」の改訂版、「LGPLv3」の第2次討議用草案を公開した。文書は同団体のWebサイト上で公開され、変更を加えないかぎり再配布が許可される。

LGPLは、主に他のプログラムからリンクされることを前提としたプログラムに適用される、フリーソフトウェアライセンスの一種。静的リンクと動的リンクを区別し、GPL/LGPLに矛盾するソフトの動的リンクを許可するため、ソースコードを公開しない商用ソフトでも利用できる点でGPLと異なる。GPLの次バージョン「GPLv3」と平行して内容の見直しが進められているが、LGPLv2に比べ分量は1/3程度に減少、GPLv3に大きく依存する方向に修正される。GPLv3の第3次討議草案は3月28日に公開され、5月末を目処に意見の募集が行われている。