米BEA Systemsは2日(米国時間)、「BEA WebLogic Server 10」を一般公開したと発表した。BEA WebLogic Server 10はJava EE 5をベースにしたアプリケーションサーバ。EJB 3.0のほか、Spring Frameworkのようなオープンソースフレームワークもサポートする。

BEA WebLogic Server 10は、SOAに対応したアプリケーションやサービスの開発を簡略化するプロダクトとされる。また、BEA WebLogic Portal 10およびEclipse IDEベースの開発プラットフォーム「BEA Workshop for WebLogic Platform 10」が含まれており、開発利便性の向上も図られている。

今回のリリースでは、Webサービス技術が刷新されたほか、セキュリティ機能の拡張や、異種プラットフォームとの相互接続性の向上を実現。クラスタリング機能/サービスマイグレーション機能の拡張や、アップタイム/パフォーマンスの改善なども図られた。

BEA Systemsはこれまで、企業買収や合併などにより自社のポートフォリオを拡充してきた。現在では、WebLogic、AquqLogic、Tuxedoを同社事業における柱と位置付けている。BEA WebLogic Server 10は、それらのなかでも特に重要なリリースであり、今後の旗艦プロダクトという役割を担う。