1960年、北海道浦河郡浦河町生まれ。横浜市立大学卒。出版社の編集者、フリーライターを経て1996年、日本ミステリ界に衝撃を与え大ヒットとなった『不夜城』で鮮烈な作家デビューを飾る。同作は吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。以降、日本推理作家協会賞を『鎮魂歌―不夜城II―』で、大藪春彦賞を『漂流街』で受賞するなどノワール小説の名手として活躍。近年はジャンルにこだわらず幅広い作品を執筆しており、主な作品に『約束の地で』『アンタッチャブル』『光あれ』など。2020年には『少年と犬』で第163回直木賞を受賞。