楽天モバイルのお試し割で最大6ヶ月間無料！？制度を分かりやすく解説

総務省は、2024年12月5日に電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドラインの改正案を公表しました。

本改正案には、最大6ヶ月間は合計額の上限2万円（税抜）までのプラン割引を受けながら通信事業者を利用できる「お試し割」という制度が含まれています。

お試し割がどういった制度なのか、その具体的な内容や導入背景、私たちにどのような影響があるかなどを詳しく解説します。

お試し割を適用して楽天モバイルを契約すると、最大6ヶ月間無料で利用できる可能性があります。

通信費を大幅に節約できるため、乗り換えを検討している方はぜひ本記事を参考にしてください。

お試し割で通信事業者を選びやすくなる！？制度をわかりやすく解説

お試し割は、2024年12月26日より導入される低料金で携帯会社を利用できる制度です。

どういった制度なのか、どんなメリットがあるかなどを以下の項目に分けて詳しく解説します。

最大6ヶ月間上限2万円（税抜）のプラン割引制度

楽天モバイルのお試し割とは、最大6ヶ月間合計額の上限を2万円（税抜）割引としたプランの割引制度です。

2024年12月26日よりSIMのみの新規契約・乗り換えの方を対象に導入を予定しており、6ヶ月間で合計額の上限が2万円（税抜）まで、月当たりの割引額の上限額は3,333円（税抜）となる見込みです。

ややこしいと思うかもしれませんが、仮に上限の2万円割引が適用された場合、楽天モバイルのデータ無制限プランを6ヶ月間タダで使えることになります。

月額料金	2,980円 （データ無制限）
お試し割での割引額（予想） ※最大6ヶ月間	-3,333円

これまで楽天モバイルを契約したことがない方は、半年間タダで回線をお試しできる絶好の機会だと言えるでしょう。

お試し割は同一事業者につき一回のみ適用可能

お試し割は同一事業者につき一回のみ適用可能です。

主要キャリア・サブブランド・オンライン専用プランが属する事業者を以下にまとめましたので、ご覧ください。

事業者	サービスブランド
KDDI	au UQモバイル povo
NTTドコモ	ドコモ ahamo
ソフトバンク	ソフトバンク ワイモバイル LINEMO
楽天モバイル	楽天モバイル

たとえばソフトバンクでお試し割を適用した場合、ソフトバンク系列のワイモバイル・LINEMOでは適用できません。

同様に、auでお試し割を適用したらpovoやUQモバイルでの適用はできないため、お試し割を利用するキャリアは慎重に選ぶ必要があります。

お試し割導入の背景｜携帯事業者を選びやすくなる

お試し割は利用者が乗り換えしやすい環境を整え事業者間の競争を促すために、楽天モバイルが総務省に求めたことで実現しました。

これまでにプラン料金の安さに魅力を感じて契約したものの、使ってみたら全然繋がらなかった、などの理由ですぐに他社へ乗り換えた方も多くいるでしょう。

お試し割が導入されると、低料金で色んな事業者に乗り換えできるのがメリットです。

回線品質が悪かったらお試し割を利用してすぐに他社へ乗り換えればいいため、大きな痛手を受けずに済みます。

また楽天モバイルや各通信事業者にとっては、市場が活発化することで利用者を獲得しやすくなります。

お試し割で楽天モバイルを無料で利用できる！？

前項でもお伝えした通り、お試し割は最大6ヶ月間合計額の上限2万円（税抜）のプラン割引で、月当たりの割引額は3,333円（税抜）です。

楽天モバイルの月額基本料金は、以下のようになっています。

容量	月額基本料金
～3GBまで	980円
～20GBまで	1,980円
無制限	2,980円

無制限で利用してもお試し割の月当たりの割引額を超えません。つまり最大6ヶ月間無料で利用することができるため、、約18,000円の節約になります。

しかしお試し割はプラン料金から直接割引されるのか、それともポイント還元による実質無料なのか、そもそも適用期間は6ヶ月間なのかなど、どのような形で実施されるかは現時点では不明です。

それでも楽天モバイルをお得に利用できることに変わりないため、この機会に楽天モバイルの契約を検討してみてください。

お試し割に関するよくある質問

お試し割に関するよくある質問を、以下にまとめました。

お試し割は何のために導入されるの？

お試し割は利用者が通信事業者を乗り換えしやすくし、事業者間の公正競争を促進するために導入される制度です。

現在では大手キャリアが顧客を独占しており、新規事業者が顧客を獲得しづらい背景があります。

低料金で利用できれば回線品質が悪くても少ない負担で乗り換えできるため、利用者にとってもメリットがあります。

お試し割をお得に利用する方法はある？

楽天モバイル→ドコモ→au→ソフトバンクなど、転々と乗り換えれば2年間は通信費を大幅に節約できます。

お試し割は同一事業者につき一回のみ適用できるため、事業者が異なればお試し割の適用は可能です。

しかし、こうした割引目当ての乗り換えができるかは現時点では不明であり、対策される可能性もあります。

お試し割は端末セットの契約でも適用できる？

お試し割は端末セットでの契約はできません。

SIMのみ契約の新規契約・乗り換えがお試し割の対象です。

楽天モバイルの他のキャンペーンと併用できる？

お試し割と楽天モバイルの他のキャンペーンの併用は、現時点では不明です。

電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドラインは、「通信料金と端末代金の完全分離」や「行き過ぎた囲い込みの禁止」を規定としています。

端末割引キャンペーンやポイント還元キャンペーンなどと併用できると、お試し割導入の目的である「事業者間の公正競争の促進」に反するため市場競争は活発化しないでしょう。

しかし総務省のガイドラインからは、ポイント還元キャンペーンとの併用不可などの記載はないため、他のキャンペーンと併用できるかは現時点では分かりません。

最新情報が入り次第、随時更新していきます。

まとめ｜お試し割でお得に乗り換えできるようになる！

本記事では、2024年12月26日より導入予定のお試し割について詳しく解説しました。

回線品質は使ってみないと分からないこともあるため、低料金で気になる通信会社を利用できるようになるのは大きなメリットです。

楽天モバイルは最大6ヶ月間無料で利用できる可能性があるため、ぜひ契約を検討してみてください。