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メルセデス・ベンツの中核モデル「Eクラス」に、「Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+(PHEV)」が加わった。セダンとステーションワゴンがあり、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売されている。

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メルセデス・ベンツ、Eクラスのトップパフォーマンスモデル「Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+(PHEV)」

DEC. 04, 2024 19:34 Updated DEC. 23, 2024 16:05
Text : リアクション
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メルセデス・ベンツの中核モデル「Eクラス」に、「Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+(PHEV)」が加わった。セダンとステーションワゴンがあり、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売されている。合わせて、導入記念限定車「Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ Edition 1(PHEV)」も発売。台数はセダンが限定120台、ステーションワゴンが限定30台。

  • Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ (PHEV)

  • Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+(PHEV):1,698万円
  • Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ Edition 1(PHEV):2,105万円(120台)
    • MANUFAKTUR アルペングレー:右ハンドル30台/左ハンドル10台
    • MANUFAKTURオパリスホワイトマグノ(有償):右ハンドル50台/左ハンドル30台
  • Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ Stationwagon(PHEV):1,726万円
  • Marcedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ Stationwagon Edition 1(PHEV):2,168万円
    • MANUFAKTURオパリスホワイトマグノ:右ハンドル30台

Eクラスは1946年発表の「W136型」以来、最先端の技術を常に採り入れるなど、世界のプレミアムセダンにおいて1つの指標となってきたモデル。2024年1月には新型「Eクラス」を導入している。パワートレインが全モデルで電動化し、MBUXはサードパーティ製アプリを使える第3世代となり、機能性と快適性が大きく向上。デザインも一新して生まれ変わった。

エクステリアデザイン

フロントデザインは通常の「Eクラス」から+20mmされ、ワイドなプロポーションに。加えて、E53専用デザインのAウィングが際立つ大開口のフロントエプロンや、イルミネーテッドラジエターグリルを縦ルーバーに採用。AMGの新しいパフォーマンスモデルであることを主張するアグレッシブな表情となっている。

サイドは「Eクラス」らしくキャブバックワードデザインを継承。「TURBO HYBRID」のエンブレムを備えたフェンダーアクセントとサイドスカートによって、レーシングスピリットあふれるスタイリングを演出する。ホイールは、10ツインスポークデザインの20インチAMG アルミホイール。

リアエンドには、AMGのパフォーマンスハイブリッドを示す赤く縁どられた「E 53」のエンブレムを装備。リアエプロンには、ボディと同色のAMGスポイラーリップとディフューザーフィンを備えた。エグゾーストエンドは片側2本ずつのラウンド形状となっている。

インテリアデザイン

インテリア面では、ライトシルバーメタリックのインテリアトリムを標準設定とし、上質さを印象づけている。AMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー)には、AMGドライブコントロールスイッチとアルミニウム製のパドルシフトを装備。ステアリングから手を離さずに様々な操作を行える。

AMG専用デザインのスポーツシートは、ナッパレザーを使用した上質なもの。安定したドライビングポジションを得られる。前席のバックレストにはAMGロゴの刺繍を施し、ヘッドレストにはAMGクレストをエンボス加工。熱反射・ノイズ軽減ガラス、ドアクロージングサポーターといった快適装備も標準仕様となった。

インフォテインメントシステムは第3世代のMBUXを採用。ルーティン機能やサードパーティ製アプリにも対応した。14.4インチのメディアディスプレイと12.3インチのコックピットディスプレイは、走行に必要な各種データを表示してスポーツドライビングをサポート。

サウンドシステムは、立体的なサウンド効果を発揮する「Dolby Atmos」対応のBurmester 4D サラウンドサウンドシステムだ。前席にはエキサイターを内蔵し、シート自体を共鳴させることでダイナミックなサウンド体験が得られる。

パワートレイン

パワートレインは、M256が進化した3.0リッター直列6気筒ターボエンジン「M256M」に、高出力モーターと大容量リチウムイオンバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステム。ターボのブースト圧が1.5barに向上したことで、最高出力449PS(330kW)、最大トルク560N・mを発揮する。

また、トランスミッションに統合された高出力永久磁石同期モーターにより、システムトータルの最高出力が585PS(430kW)、最大トルクが750N・mとなり、発進時の加速を力強くブースト。RACE START時では、最高出力が612PS(450kW)までアップする。

これだけの出力を備えつつも、EV走行換算距離(等価EVレンジ)はセダンで101km、ステーションワゴンで97km(ともにWLTCモード 国土交通省審査値)と、日常走行を電気のみで賄える性能を持つ。

E53で初めて採用する機構は、走行状況に応じてロッキング機構を電子制御するAMGリミテッド・スリップ・デフと、エンジンマウントの固さを状況に応じて調整するAMGダイナミックエンジンマウント。AMG DYNAMIC SELECTのドライビングプログラムには、従来の「Comfort」「Sport」「Sport+」に加え、ハイブリッド専用プログラムである「Electric」と「Battery Hold」も追加した。

そのほかの標準装備は、前後トルク配分の連続可変が可能な四輪駆動システムAMG 4MATIC+、シフトタイムの短縮やダブルクラッチ機能を搭載するAMG スピードシフト TCT 9G トランスミッション、ニュートラルなコーナリング特性と優れたトラクションのAMG RIDE CONTROLサスペンション、走行安定性を向上させるリア・アクスルステアリングなど。

AMG強化ブレーキシステムは、フロントに6ピストンの固定キャリパー+390mm×36mmのディスクを、リアに1ピストンのフローティングキャリパー+360mm×26mmのディスクを採用。レッドペイントのキャリパーにはAMGロゴ入りだ。

ボディシェルも強化され、ストラットタワーバーが横方向のダイナミクスを高め、エンジン下部のスラストフィールドがフロントエンドのねじれを抑制。正確なステアリング特性を生み出す。リア・アクスルにはサイドメンバーからリアへの追加ストラットを設け、より正確で安定した走行を可能にしている。

導入記念限定車「Edition 1」

  • Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ Edition 1(PHEV)

「Edition 1」は多くの特別装備を盛り込み、よりパワフルな雰囲気を演出する限定モデル。

エクステリアは、AMGレタリングが際立つブラックの専用デカールに、フロントスプリッターやエグゾーストエンドなどをハイグロスブラックとした「AMG ナイトパッケージ」を採用する。

さらに、フロントグリルやエンブレムなど各所がダーククロームとなる「AMG エクステリアナイトパッケージ ll」、ドアミラーやトランクリッドスポイラー(セダンのみ)がカーボンファイバーとなる「AMG カーボンパッケージ」を用意。ホイールは、マットブラックの21インチAMGアルミホイール(鍛造)だ。

インテリアは、上質なブラックがベースで随所にイエローのアクセントを配し、コントラストが特別感を演出する。ブラックのAMGパフォーマンスシートはヘッドレストに「Edition1」の刺繍を入れた。

イエローのシートベルト、イルミネーテッドステップカバー、イエローステッチ入りAMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー/MICROCUT)、「Edition1」の刻印が入ったAMGカーボンファイバーセンタートリムなどの豪華装備も盛り込んでいる。センターディスプレイと助手席ディスプレイを一体型にしたMBUXスーパースクリーンや専用インドアカーカバーなどは標準装備。


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