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最近は生活者にとってうれしい特典を提供する銀行サービスが増えており、注目を集めています。JR東日本の「JRE BANK」は、乗車券が4割引になることで話題になりました。この記事では独自性のある新たな特典を用意している銀行を紹介します。

( Money )

「JRE BANK」だけじゃない! 豪華な特典があるネット銀行まとめ

DEC. 17, 2024 12:00 Updated DEC. 23, 2024 17:16
Text : 安藤真一郎
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最近は生活者にとってうれしい特典を提供する銀行サービスが増えており、注目を集めています。JR東日本の「JRE BANK」は、乗車券が4割引になることで話題になりました。この記事では独自性のある新たな特典を用意している銀行を紹介します。

JRE BANK:運賃が4割引になる乗車券がもらえる

JRE BANKは、JR東日本が楽天銀行との提携でサービス提供している銀行です。

JRE BANK優待割引券

最大の特徴は「JRE BANK優待割引券」を年間最大で10枚受け取れること。この割引券を1枚使うと、JR東日本営業路線内の片道運賃および片道料金が4割引になります。

もらえる割引券の枚数は、利用しているサービスや資産の額によって以下のように定められています。

JREバンクを活用するなら、最低でも50万円を入金しましょう。また、割引券を受け取るにはビューカードの利用代金の引き落としと給与受け取りのいずれかが必要になります。

どこかにビューーン! 2,000ポイント割引クーポン

「どこかにビューーン!」とは、JRがおすすめする4つの駅のどこかに新幹線で向かう新たなタイプの旅です。申し込むと4つの旅行先が表示され、その中の1つを選びます。

どこかにビューーン!の新幹線の特典チケット(往復)は、JRE POINT 6,000ポイントで入手可能です。

JRE BANKに口座を開設すると、2,000ポイントの割引クーポンがもらえ、さらにお得に旅を楽しめます。

高島屋NEO BANK:年利15%の積立サービス

高島屋NEO BANKとは、SBIネット銀行の専用支店です。口座を開設すると、積立サービス「スゴ積み」を利用できるのが大きな特徴となっています。

スゴ積みは毎月一定額を積み立て、1年後の満期に高島屋での買い物に利用できるサービスです。年利換算で15%という高さから人気を集めています。

毎月の積立金は、以下5つのコースから選べます。

  • 5,000円コース:積立総額6万円+ボーナス5,000円=満期受取額6万5,000円
  • 1万円コース:積立総額12万円+ボーナス1万円=満期受取額13万円
  • 3万円コース:積立総額36万円+ボーナス3万円=満期受取額39万円
  • 5万円コース:積立総額60万円+ボーナス5万円=満期受取額65万円
  • 10万円コース:積立総額120万円+ボーナス10万円=満期受取額130万円

1年貯めるだけで多くのボーナスを獲得できるのは魅力的ですが、受け取り後に利用できるのは高島屋の買い物のみです。高島屋で1年後に何を買うのかを決めてから積み立てる必要があります。

auじぶん銀行:関連サービスの利用で金利アップ

auじぶん銀行は、KDDIと三菱UFJ銀行の共同出資により設立された銀行です。ネットバンクでありながら、メガバンクのノウハウも活用した運用を行っています。

円普通預金の金利優遇

auじぶん銀行の特徴は、auの関連サービスの利用をauじぶん銀行にまとめることで、優遇を受けられることです。具体的には、au PAY・au PAYカード・auカブコム証券や、auマネ活プラン+があります。

これらのサービスとauじぶん銀行と連携させることにより、円普通預金金利がアップ。auマネ活プラン+の加入者は最大で年0.41%、au以外の利用者でも最大で年0.31%が適用されます(いずれも税引前の金利)。

住宅ローンの金利優遇

低金利が続くネットバンクの住宅ローンですが、auじぶん銀行のローンもその1つです。2024年のオリコン満足度調査ではネットバンクの住宅ローン金利部門で1位を受賞しました。

au関連のサービスを組み合わせて利用することで、以下のように最大で年0.15ポイントの金利引き下げが適用されます。

  • モバイル:年0.07ポイント引き下げ
  • 電気:年0.03ポイント引き下げ
  • ネット:年0.03ポイント引き下げ
  • TV:年0.02ポイント引き下げ

モバイルはauが対象で、UQモバイルやpovoは対象外であることに注意が必要です。

ネットバンクの独自サービスが増えている背景

ネットバンクで独自の魅力的なサービスが次々と誕生している背景には、顧客を囲い込みたいという企業の思惑があるためと推測されます。各行のサービスを見てみると、自社関連のサービスを利用するほど優遇されるケースが多く見られます。

少子高齢化が続き、ターゲットとなる現役世代の人口が減っていくため、利用者を獲得するためにはサービス内容を強化する必要があるのでしょう。

銀行のサービスも多様化しつつあり、「どこを選んでも一緒」という時代ではなくなりました。自分のライフスタイルを考慮して、もっともお得で便利な銀行を選びましょう。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。