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メルセデス・ベンツ日本は8月1日、「メルセデス・マイバッハ」ブランド初となるラグジュアリーSUV電気自動車「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」を発表した。

( Car )

メルセデス・ベンツ、極上乗り心地をうたうラグジュアリーEV「マイバッハ EQS 680 SUV」

AUG. 01, 2024 18:06 Updated DEC. 23, 2024 16:05
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メルセデス・ベンツ日本は8月1日、「メルセデス・マイバッハ」ブランド初となるラグジュアリーSUV電気自動車「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」(以下、マイバッハ EQS SUV)を発表するとともに、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店にて発売した。メーカー希望小売価格は2,790万円。

  • メルセデス・マイバッハEQS 680 SUV(四輪駆動モデル)
  • ステアリング:右/左
  • パワートレイン:永久磁石同期モーター×2基(フロント・リア)
  • メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV(ハイテックシルバー&ノーティックブルー)

エクステリア

マイバッハ EQS SUVは、電気自動車の「メルセデス・ベンツEQS SUV」をベースとしたモデルであり、ラグジュアリーな外観によって一目でマイバッハとわかる豪華なエクステリア。フロントにはスリーポインテッドスターのボンネットマスコットを装着し、ブラックパネルのフロントグリルやフロントバンパーのエアインテークが個性と高級感を強調している。

フロントサイドスカートにはマイバッハパターン、ランニングボードとDピラーにはメルセデス・マイバッハのエンブレムをあしらった。リアは、LEDリアコンビネーションランプの内部を曲線的な螺旋構造とし、フロントと同様に連続したライトバンド(光の帯)を設けている。22インチアルミホイールは専用デザイン。

外装色は、標準でオブシディアンブラック、セレナイトグレー、ハイテックシルバー、エメラルドグリーン、ソーダライトブルー、ベルベットブラウンの6色。オプションでアルペングレー、オパリスホワイトの2色を用意する。

オプションのツートンペイント(下部/上部)は、ハイテックシルバー/オブシディアンブラック、ハイテックシルバー/ノーティックブルー、オブシディアンブラック/セレナイトグレー、オブシディアンブラック/カラハリゴールド、ベルベットブラウン/オニキスブラックの5種類。この塗装は手作業で行われる。

  • ベルベットブラウン&オニキスブラック

インテリア

インテリアでは、植物由来原料で加工したナッパレザーシートを採用。インテリアトリム、ウッドステアリング、足元のべダルは、マイバッハ専用モチーフとなっている。

インテリアトリムカラーは、バラオブラウン/エスプレッソブラウン、マキアートベージュ/ブロンズブラウン(左ハンドルのみ)、クリスタルホワイト/シルバーグレー(有償)の3色を用意。加えて、ウッドパネルにブラウンバーチウッド、ブラウンオープンポアウォールナットウッド(有償)、ブラックピアノラッカーフローイングライン(有償)の3種類から選択できる。

  • クリスタルホワイト&シルバーグレー

  • クリスタルホワイト&シルバーグレー

前席には、ダッシュボード全体を1枚のガラスで覆うMBUXハイパースクリーンを標準装備。スクリーンは、コックピットディスプレイ、有機ELメディアディスプレイ、有機ELフロントディスプレイ(助手席)で構成され、イグニッションをオンにすると「MAYBACH」の文字を有機ELメディアディスプレイに表示する。このディスプレイ表示は複数のスタイルからカスタマイズ可能で、ジェントル、スポーティー、マイバッハ、ナビゲーション、アシスト、オフロード、サービスの7種類を用意した。

後席では、フロントシートのバックレストそれぞれに11.6インチのディスプレイを備えたMBUXリアエンターテインメントシステムが標準装備となっている。ナビゲーションの目的地などを後席から変更できるほか、特定のジェスチャーで機能を呼び出せるMBUXインテリア・アシスタントにも対応している。

そのほかの標準装備は、浮遊汚染物質を除去するHEPAフィルター、室内の香りを演出するエアバランスパッケージ、Dolby Atmos対応(15スピーカー)の4Dサラウンドサウンドシステムなど。

  • パラオブラウン&エスプレッソブラウン

  • パラオブラウン&エスプレッソブラウン

パワートレイン/バッテリー

マイバッハ EQS SUVは、前後アクスルに電動パワートレイン(eATS)を搭載。電気モーターには永久磁石同期モーター(PSM)を採用し、最大出力が658PS(484kW)、最大トルクが955N・mだ。搭載するディスコネクトユニット(DCU)は、フロントのeATSにアクチュエーターを用いたクラッチを設け、走行状況に応じてクラッチを切り前輪をフリーにしてモーターによる抵抗を低減させる。この機構によって、高速巡航時にクラッチを切り離して後輪駆動のみとすることで、バッテリーの消費量を抑制している。

サスペンションは、連続調整ダンパーADS+を備えたAIRMATIC エアサスペンションを標準装備。車高を最大35mmまで上げられる。リア・アクスルステアリングも標準装備となり、コンパクトカーなみの最小回転半径5.1mを達成。走行モードが選べるダイナミックセレクトには、後席乗員に快適な乗り心地を提供する専用モード「MAYBACH」を搭載した。

NVH性能については、特に後席を重視した対策を施している。ラゲッジルームはARTICOでカバーし、リアウインドウの下端まで密閉することでノイズを抑えた。ディスコネクトユニット(DCU)によるノイズ抑制効果と、防音効果があるウインドウガラスにより、後席の静粛性を高めている。

バッテリー容量は118kWh。6.0kWまでの交流普通充電と、150kWまでの直流急速充電(CHAdeMO 規格)に対応する。車外へ電力を供給する双方向充電も可能(給電機能の利用には充放電器が別途必要)。WLTCモードでの充電走行距離は640kmだ。

充電時間の目安は、50kWタイプの場合で10%~80%までが114分、30分間の充電量(10%から開始)は28%(室内26.5度・自社施設内の急速充電器)。90kWタイプの場合、10%~80%までが63分、30分間の充電量(10%から開始)が43%(室内20度・自社施設内の急速充電器)。150kWタイプの場合、10%~80%までが54分、30分間の充電量(10%から開始)が54%(室内19度・急速充電器メーカー開発施設の急速充電器)。

プログラム群

マイバッハEQS SUVは、自然対話式の音声認識機能を備えた「MBUX」を搭載。従来の会話だけでなく、電気自動車固有の機能にも対応する。「Electric Intelligence ナビゲーション」では、ナビゲーションのマップデータから得た勾配情報、充電ステーションの位置情報、車両の充電状況及、気温情報などを総合的に判断し、どこで充電すべきかも含めた適切なルートを案内してくれる。

電気自動車を乗るにあたって、ユーザーが不安に思うことを解消するプログラムも用意。「EQケア」では、新車購入から5年間、または10万kmのいずれかまで、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポートを無償で提供。高電圧バッテリーについては、10年、または25万km以内で残容量が70%に満たなかった場合の保証を付帯する。

充電サービス「Mercedes me Charge」は、納車時に車載する専用の充電カードを使用することで、全国にある約22,100基の提携充電器を利用可能。申し込みから1年間は月額基本料金、および充電料金が無料となる。

ほかにも、自動車が通信することで利便性を向上するテレマティクスサービス「Mercedes me connect」、3年間無料(一部最大7年間自動延長)サービスとして、24時間緊急通報サービス、24時間故障通報サービス、リモート(車両)ステータス確認、リモートウインドウ&サンルーフコントロール、リモートドアロック&アンロック、駐車位置検索、オフストリートパーキング(オンライン駐車場情報)などを提供する。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。