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MHD モエ ヘネシー ディアジオは、シングルモルト スコッチウイスキー「タリスカー」のオフィシャルボトルとして最も長く熟成された「タリスカー 45年」を、5月22日から数量限定で発売する。

( Life )

最長熟の「タリスカー 45年」、エクスペディション最終章として限定販売

MAY. 22, 2024 11:00 Updated DEC. 23, 2024 17:16
Text : 林利明
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MHD モエ ヘネシー ディアジオは、シングルモルト スコッチウイスキー「タリスカー」のオフィシャルボトルとして最も長く熟成された「タリスカー 45年」を、5月22日から数量限定で発売する。容量は700mL、アルコール度数は49.8度、価格は68万2,000円。全世界で限定2,455本となる。

  • 「タリスカー 45年」のテーマは氷河

スコットランドのスカイ島にあるタリスカー蒸留所、ウイスキーの生産を開始したのは1830年。その歴史において、2021年から「タリスカー エクスペディション シリーズ」として長期熟成のボトルを発売してきたが、今回の「タリスカー 45年」はその第3弾にして最終章をうたう。

タリスカー エクスペディション シリーズの特徴は、スカイ島の厳しい自然の影響を受けた珍しい樽にてカスクフィニッシュ(追加熟成)を施していること。大自然によるウイスキー造りを追求するシリーズだとしている。

「タリスカー 45年」のテーマは氷河。タリスカーの海洋保護パートナー「パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ」の研究に同行し、-25℃以下という過酷な氷河の中に、12樽のヘビーチャー(樽の内側をしっかり焦がす)したアメリカンオーク再生樽を96時間保管した。この樽を用い、45年熟成のウイスキーをカスクフィニッシュすることによって、極寒環境のもとでヒビ割れた樽の表面積が増え、甘くスパイシーな風味がよく表れているという。

ボトルを収めたパッケージも氷河をイメージ。琥珀色に輝くウイスキーと合わせて、ブックレット、およびカスクフィニッシュに使用した樽材の一部を同梱している。テイスティングノートは以下の通り。

  • 色:輝く淡い琥珀色、極めて長いビーディング。
  • 香り:リッチでドライ。全体的にまろやかで、黒胡椒のような刺激と澄んだ海のようなトップノートがミネラルを感じさせる。ドライフルーツやバニラのようなリッチで深い甘み、背景に軽い煙と香り高い白檀。一滴の加水でアーモンドのようなニュアンスが現れる。
  • ボディ:フルボディ、リッチ。
  • 味わい:口いっぱいに滑らかなテクスチャーが広がり、最初はコクのある甘み。次に潮風と黒胡椒。長期熟成を経てなお力強く、唐辛子のアクセントが感じられる。加水ですべてが調和して塩キャラメルになり、黒胡椒は弱くなる。
  • 余韻:非常に長く、蝋燭の中に華やかな唐辛子の風味が広がる。後味には潮風と黒胡椒、加水でほのかな煙の香り。

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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。