セイコーウオッチは7月19日から9月23日までの期間、ウオッチブランド「キングセイコー」の魅力を伝える展覧会「駆動せよ!超戦士キングセイコー」を開催する。
- 特設サイト:駆動せよ!超戦士キングセイコー
- 会期:2024年7月19日〜9月23日 11:00~20:00(会期中は無休、入場は19:45まで)
- 入場料:無料
- 会場:Seiko Seed(東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 1F)
1961年に誕生した機械式腕時計のキングセイコーは、日本の高度経済成長期とも重なり、働く人に正確な時刻を届ける――、腕時計を身に着ける――、といった役割を果たした。その後はクオーツウオッチの普及に伴い、1970年代にいったん終息したが、2022年に「The Newest Classic」というテーマを掲げて復活。2024年7月時点では「KSK」と「KS1969」の2シリーズを展開しており(いずれも機械式)、セイコーウオッチのハイエンドブランドとして存在感を放っている。
今回の展覧会「駆動せよ!超戦士キングセイコー」では、イラストレーター/デザイナーの鈴木夏菜さんを起用。1960年代から日本のカルチャーとして一翼を担う「ヒーロー漫画」によって、キングセイコーの魅力やストーリーを熱く、楽しく、レトロ新しく、表現する。
会場では、鈴木夏菜さん作のヒーロー漫画をパネル展示。ストーリーに登場するアイテムの模型や、機械式ムーブメントの一部を拡大した実際に動かせるアクリル模型、フォトスポットなども用意している。
来場してアンケートに答えると、鈴木夏菜さん書き下ろしのキングセイコーコミックをプレゼント。さらに、セイコーウオッチの公式インスタグラムをフォロー、もしくは、SNSに「#manga_kingseiko」を付けて投稿すると、キングセイコー特製ステッカーをプレゼントする(各プレゼントはなくなりしだい終了)。
漫画「駆動せよ!超戦士キングセイコー」~プロローグ~
我々は腕時計を身に着けた瞬間、ファッションの枠を超え、異なる自分へ変身する。それは自分が理想とする時間、在り方、考え方を身に着ける行為とも言えよう。従って、我々が腕時計に対して強く求めるものは、スペックや機能、耐久性はもちろんのこと、何よりもまず「熱い浪漫」なのである。
日本に活力が溢れた高度経済成長期、キングセイコーを身に着けた者たちはヒーローに変身し、社会に多くの業績を打ち立ててきた。しかし時代は遷り変わり、デジタル化やAIに代表されるように、そつのなさや合理性が主流となり、現代社会には当時の名残はほとんど残っていない。
しかし、しかし何かが足りないのだっ!。熱い想いとパワフルな振る舞いで、悪役を退治する昔懐かしいヒーローは、もはやブラウン管TVの向こう側にしか存在しない・・・のだろうか。否!1961年の登場から、スペックや機能、耐久性を大きく向上させながら、当時の熱い想いを持ち続けるアイテムがここにある。その名もキングセイコー。高ぶるような熱い浪漫こそ、キングセイコーが体現する真の姿である!