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海外オークションで数千万円単位の値が付くなど、世界中で注目が集まっているジャパニーズウイスキー。国内においても人気銘柄は抽選販売となることが多く、二次流通価格が定価を上回ることも珍しくありません。人気の銘柄「山崎12年」について、お酒買取専門店JOYLAB 代表の太田圭亮氏に聞きました。

( Money )

2015年誕生のウイスキー「響 JAPANESE HARMONY」、定価での入手が困難になっている理由

SEP. 13, 2024 11:00 Updated DEC. 23, 2024 17:16
Text : 春奈
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海外オークションで数千万円単位の値が付くなど、世界中で注目が集まっているジャパニーズウイスキー。国内においても人気銘柄は抽選販売となることが多く、二次流通価格が定価を上回ることも珍しくありません。

今回は、2015年に誕生したサントリーのブレンデッドウイスキー「響 JAPANESE HARMONY」について、お酒買取専門店JOYLAB 代表の太田圭亮氏に聞きました。

  • 「響 JAPANESE HARMONY」

サントリー肝いりのブレンデッドウイスキー「響」

――御社において、ジャパニーズウイスキーの取扱本数ベースでNo.4の人気を誇るという「響 JAPANESE HARMONY」は、どのような銘柄なのでしょうか?

まず「響」は、サントリーの創業90周年を記念して、1989年に誕生したブレンデッドウイスキーのブランドです。"人と自然と響きあう"という、サントリーの企業理念が込められており、「響」のマークはサントリーの現在のコーポレートマークでもあるので、サントリーが相当に気合いを入れて創り出したブランドであると言われています。

従来の「山崎」や「白州」がシングルモルトウイスキーであるのに対して、「響」は「山崎」や「白州」の蒸留所で蒸留されたモルトウイスキーと、知多蒸留所で造られたグレインウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーです。ちなみにモルトは大麦麦芽のことで、グレインウイスキーはトウモロコシやライ麦、小麦などを主原料としたものです。

昔はブレンデッドウイスキーといえば「まぜもの」というイメージがあったようですが、サントリーのコーポレートマークを冠した「響」の発売には、従来のブレンデッドウイスキーのイメージを覆す狙いがあったといわれています。

そんな「響」の中でも、2015年に誕生した「響 JAPANESE HARMONY」は、華やかな香りと洗練されたフルーティーな味わいが特徴です。クセがないのでウイスキー初心者の方にも飲みやすいのではないでしょうか。

定価7,500円でも買取価格は10.000円

――「響 JAPANESE HARMONY」の相場はどうなっていますか?

「響 JAPANESE HARMONY」は定価7,500円(税別)、当社での買取価格は10.000円(2024/9/4時点)と、買取価格が定価を上回っています。

時系列の値動きは、ジャパニーズウイスキー全体の相場と連動しています。ジャパニーズウイスキー相場は当社で買取価格のログを残し始めて以降、一時的なアップダウンはあるものの、ずっと右肩上がりで推移しています。特に大きく値を上げたのが2019年。その後2023年に一時相場が下がったものの、2023年末には再び上昇に転じました。買取価格の平均は2024年4月~5月がピークで、6月以降はやや落ち着いています。

当社におけるジャパニーズウイスキーの買取本数のトップ5はすべてサントリーです。うち「響 JAPANESE HARMONY」を含むトップ4は、二次流通価格が定価を上回っていて、サントリーの強さがうかがえます。

お酒買取専門店『JOYLAB』(https://joylab.jp/)

全国主要都市に直営店を運営し、ワイン・シャンパン・ウイスキー・ブランデー・日本酒・焼酎など世界各国のお酒を買取するお酒買取専門店。 数本から大量在庫まで1本ずつしっかりと査定します。査定お問合わせはLINEや電話などさまざまな方法で可能ですので、ホームページでご確認ください。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。