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ビー・エム・ダブリューは10月29日、プレミアムスモールコンパクトセグメントにおける高性能マシンBMW Mモデルから、「BMW M2クーペ」の新型(全面改良)を発売した。全国のBMW正規ディーラーにて販売する。納車は2025年4月からの予定。すべて右ハンドル仕様となる。

( Car )

最高出力480PSの「BMW M2」、サーキットも走れるMハイパフォーマンスモデル

OCT. 29, 2024 22:12 Updated DEC. 23, 2024 16:05
Text : リアクション
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ビー・エム・ダブリューは10月29日、プレミアムスモールコンパクトセグメントにおける高性能マシンBMW Mモデルから、「BMW M2クーペ」の新型(全面改良)を発売した。全国のBMW正規ディーラーにて販売する。納車は2025年4月からの予定。すべて右ハンドル仕様となる。

  • BMW M2クーペ

  • BMW M2(マニュアルトランスミッション搭載モデル):998万円
  • BMW M2(オートマチックトランスミッション搭載モデル):998万円

BMW M2は、1985年登場の「初代BMW M3」と1973年登場の「BMW 2002 ターボ」の伝統を継ぐ最もコンパクトなBMW Mモデル。初代モデルは2016年に発表し、今回の新型は第2世代に当たる。MモデルはBMW Mが開発する高性能マシンで、新型BMW M2はそのなかでもサーキットでの本格走行を可能としたMハイパフォーマンスモデルに位置付けられている。

デザイン

フロントはBMW 2シリーズのクーペをベースに、大きく左右に張り出した四角型基調のエアインテークが特徴。横バーを採用した直線的なフレームレスキドニーグリル、横方向にワイドにしたフロントホイールハウスなど、車としての存在感を強調した。

リアは、LED技術を取り入れスモーク処理を施したテールライト、後部をキックアップした厚みのあるトランク形状、4本出しエキゾーストパイプ、リアディフューザーなどが、スポーツクーペらしい存在感を醸し出す。サイドは、スポイラーをBMW 2シリーズ クーペよりも大型化してボディと同色に。全高を低くして低重心化し、よりレーシングカーのような走りが可能となっている。

インテリア

インテリア面では、iドライブコントローラー、タッチ操作のカーブドディスプレイ、Mスポーツシート、フロントシート内蔵のイルミネーション付きM2ロゴなど、上級モデルのBMW M3/BMW M4と共通のコンポーネントを多数採用。コンパクトながら、後部座席に大人2名が乗車できる。オプションとして、サーキット走行に適したMカーボンバケットシートを用意。

パフォーマンス

パワートレインは、3.0L直列6気筒BMW Mツインパワーターボガソリンエンジンで、最高出力は480PS(353kW)/6,250rpmを発揮。最大トルクはマニュアルトランスミッション搭載モデルが550Nm/2,650-6,130rpm、オートマチックトランスミッション搭載モデルが600Nm/2,700-5,620rpmだ。オートマチックトランスミッションモデルには、ドライブロジック付きの8速Mステップトロニックオートマチックを採用。サスペンションはともにMアダプティブサスペンションを標準装備する。

ドライバーの好みにあわせて2パターンのセッティングを選べるM Driveを標準で搭載。ステアリングにあるM1/M2ボタンに設定を記録しておくと、ボタンを押してすぐ好みのセッティングへと切り替えられる。モードは、Road、Sport、Trackを収録。アシストや横滑り防止装置の介入度合い、メーターパネルやヘッドアップディスプレイ、メーターパネルの表示を変更できる。

運動性能を高めるため、ボディ含めたドライブトレインを構成する各パーツにアルミニウムを多用して軽量化も図った。エンジンルーム内のストラットブレースも追加している。フロントアクスルとリアアクスルを補強して車体を強化することによって、走行性能も高めている。耐熱および耐フェード性能に優れた大径ブレーキディスク、軽量化した6ポッドMコンパウンドブレーキも標準装備となった。

安全機能/ドライビングアシスト

機能装備として、最新世代の安全機能と運転支援システムを搭載。標準の機能は、先進安全機能ドライビングアシスト、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)。パーキングアシスタント機能では、直前に前進したルートを最大50mまで記憶して同じルートをバックで正確に戻れるリバースアシスト機能を採用している。

オートマチックトランスミッション搭載モデルのみの装備として、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)とクロストラフィックウォーニングペダル踏み間違い急発進抑制機能。一方、マニュアルトランスミッション搭載モデルのみの機能は、クルーズ・コントロール(ブレーキ機能付き)。

ほか、内蔵の車載通信モジュールによるネットワーク接続で利便性を高めるBMWコネクテッドドライブを搭載。オートマチックトランスミッション搭載モデルには、スマートフォンでの車両のロック解除/施錠、エンジンの始動を可能にするBMWデジタルキーを標準装備としている。AI技術を活用し、音声会話だけで車両の操作などを実現するBMWインテリジェントパーソナルアシスタントにも対応。

主な車両諸元

  • BMW M2(オートマチックトランスミッション搭載モデル)
    全長4,580mm、全幅1,885mm、全高1,410mm、ホイールベース2,745mm、車両重量1,730kg、車両総重量1,950kg、排気量2,992cc、直列6気筒ガソリンエンジン、最高出力480PS(353kW)/6,250rpm、最大トルク600Nm/2,700rpm-5,620rpm、WLTC燃料消費率10.0km/L

  • BMW M2(マニュアルトランスミッション搭載モデル)
    全長4,580mm、全幅1,885mm、全高1,410mm、ホイールベース2,745mm、車両重量1,710kg、車両総重量1,930kg、排気量2,992cc、直列6気筒ガソリンエンジン、最高出力480PS(353kW)/6,250rpm、最大トルク550Nm/2,650rpm-6,130rpm、WLTC燃料消費率9.8km/L


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。