ブライトリングは、ブランド設立140周年を記念した3つの限定モデルに、初のパーペチュアルカレンダーを搭載したクロノグラフムーブメントを採用した。採用コレクションはプレミエ、ナビタイマー、クロノマットの3種類となる。
ブランド初のパーペチュアルカレンダー・クロノグラフムーブメントの名称は、キャリバーB19。ブライトリングクロノメトリーで設計から組立まですべてを行う。フルカレンダー、ムーンフェイズ、28、30、31日の月と閏年の自動修正機能を搭載しており、調整なしで1世紀近く作動する。パワーリザーブは96時間。
ムーブメントのソリッドゴールド製ローターには、スイスのラ・ショー・ド・フォン、モンブリラン通り3番地にあったブライトリングのモンブリラン工場の刻印入り。
このキャリバーB19を備えた、ブライトリング140周年記念限定モデルとなるのが、「プレミエ B19 ダトラ 42 140周年アニバーサリー」、「ナビタイマー B19 クロノグラフ 43 パーペチュアルカレンダー 140周年アニバーサリー」、「スーパー クロノマット B19 44 パーペチュアルカレンダー 140周年アニバーサリー」である。
プレミエは1943年に発売。趣味の良いセンスの証となった紳士のクロノグラフかつ、高性能ツールウォッチとして受け入れられた。
今回発売されるモデルでは、ソリッド18Kレッドゴールドを使用し、特徴的なアラビア数字のインデックスとコントラストが際立つ分目盛り、独特の角型プッシャーを踏襲している。ストラップには18Kゴールドのフォールディングバックル付きで、ブラックのアリゲーターレザーに同系色のトップステッチを施した。
価格は777万7,000円。
ナビタイマーは、クロノグラフとブランド独自の回転計算尺を組み合わせた初のパイロットウォッチ。1952年当初に、航空機オーナーパイロット協会(AOPA)のメンバーに向けて開発され、1962年には宇宙を飛んだ初のスイス製腕時計となった。
限定モデルでは、目を引く18Kレッドゴールドのダイヤルにブラックの計算尺が特徴的なデザイン。ストラップは、ブラックのアリゲーターレザーにトップステッチを施し、18Kゴールドのフォールディングバックルを装備した。
価格は777万7,000円。
クロノマットは、1983年にイタリアのアクロバット飛行部隊、フレッチェ・トリコローリの公式時計として発表され、人気を集めたコレクション。今回の限定モデルには、独特の15分毎の位置に配された突起型ライダータブと「オニオン」型リューズ、伝統的なルーローブレスレットを受け継いだラバーストラップを備えている。
さらにセラミック製のインサートがより外観を魅力的に演出し、スケルトンダイヤルを初めて取り入れた。
価格は777万7,000円。
アニバーサリー リミテッド エディションの各モデルには、スエード張りの木製ウォッチボックスを付属。最大3本の時計をディスプレイできる。
収納用の引き出しと取り外し可能なトラベルポーチも付属。購入者には、豪華版『Breitling:140 Years in 140 Stories(ブライトリング:140の物語が伝える140年)』(リッツォーリ社出版、2024年)がプレゼントされる。