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メルセデス・ベンツ日本は11月13日、ラグジュアリーEVの新モデル「EQS」を発売した。メルセデス・ベンツ正規販売店にて注文の受け付けを開始する。納車時期は2024年11月以降の予定。

( Car )

メルセデス・ベンツ、Sクラスの新型EV「EQS」- 走行距離が日本最長の759kmに伸長

NOV. 13, 2024 19:26 Updated DEC. 23, 2024 16:05
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メルセデス・ベンツ日本は11月13日、ラグジュアリーEVの新モデル「EQS」を発売した。メルセデス・ベンツ正規販売店にて注文の受け付けを開始する。納車時期は2024年11月以降の予定。

  • EQS 450+(画像は欧州仕様)

  • EQS 450+:1,535万円
  • Mercedes-AMG EQS 53 4MATIC+:2,395万円

メルセデス・ベンツ「EQS」は、2022年にメルセデス・ベンツ初のラグジュアリー電気自動車として日本に導入したモデル。専用のプラットフォームを開発するだけでなく、徹底的なNVH対策(*)によって高いレベルの静粛性を備える。また、HEPAフィルターを採用した空気清浄システムを備え、室内の空気をクリーンに保つ。今回の新型は、エグゼクティブシートによる快適性のアップ、バッテリー容量の向上などが図られている。

NVH
騒音(Noise:ノイズ)、振動(Vibration:バイブレーション)、路面の凹凸を通過したときなどの衝撃(Harshness:ハーシュネス)

エクステリア

「EQS 450+」のエクステリアは、クロームルーバーラジエーターグリルとボンネットマスコットを標準装備とした。少ない力でドアを閉めて半ドア状態を防ぐソフトドアクロージング機能や、電動充電フラップを採用するなど利便性も向上している。

アルミホイールは「EQS 450+」が20インチ、「Mercedes AMG EQS 53 4MATIC+」が21インチのAMG。「EQS 450+」でも、有償オプションのAMGラインパッケージによって新デザインの21インチAMGアルミホイールを選択可能だ。

  • EQS 450+(画像は欧州仕様)

インテリア

タッチ操作可能なMBUXハイパースクリーンが「EQS 450+」でも標準装備となった。このMBUXハイパースクリーンは、左右のAピラー間にあるダッシュボードをほぼ埋める大型のスクリーンユニットのこと。12.3インチのコックピットディスプレイ、17.7インチの有機ELメディアディスプレイ、12.3インチの有機ELフロントディスプレイ[助手席]の3枚で構成し、これらを1枚のガラスで覆い幅141cmの巨大スクリーンとして操作できる。

新規に設定したエグゼクティブシートでは、ナッパレザーをシート素材に使って後席の快適性を向上。エクスクルーシブパッケージを選ぶと適用され、「Mercedes AMG EQS 53 4MATIC+」では標準装備、「EQS 450+」ではオプションとなっている。

そのほかエクスクルーシブパッケージには、ネック&ショルダーウォーマー(後席左右)、シートヒータープラス(後席左右)、マルチコントロールシート機能(後席左右)、ショーファーポジションスイッチ(助手席側)、デザインベルトバックル(前席・後席)、MBUXリアエンターテインメントシステムが含まれる。

「MBUX エンターテインメントパッケージプラス」では、インフォテインメントシステム「MBUX」のエンターテインメント機能を統合。主要な音楽ストリーミング配信サービス(Spotify、Amazon Music、Apple Music)をサポートする「オンラインミュージック」サービスと、車内で動画を楽しめる「ビデオストリーミング」サービスを新たに追加した。iPhoneに対応したデジタルキーも採用し、車の始動やロック操作をiPhoneから行えるようにもなっている。

パワートレイン

「EQS 450+」ではリアに電動パワートレイン(eATS)を搭載。最高出力は360PS[265kW]で、一充電の走行距離は日本で販売中の電気自動車の中で最長となる759km(WLTCモード、メルセデス・ベンツ調べ)だ。

「Mercedes-AMG EQS 53 4MATIC+」では、フロントとリアにeATSを装備。最高出力は658PS[484kW](RACE START使用時は最大761PS[560kW])、航続可能距離は659km(WLTCモード)。フロントとリアの電気モーター間で駆動トルクの連続可変配分を行い(トルクシフト機能)、前後駆動力配分を常に最適化する。

新機構のディスコネクトユニット(DCU)では、フロントのeATSにアクチュエーターを用いたクラッチを設け、走行状況に応じてクラッチを切り前輪へのモーターによる抵抗を減らす。これにより、高速巡航時などでは後輪駆動のみとなり、バッテリーの消費量を抑える。

回生ブレーキは最新世代となり、回生レベルを高めて減速時により多くの回生エネルギーを回収できるようになった(最大3メートル毎秒毎秒)。合わせて、高電圧バッテリーやeATSからの廃熱を効率よく暖房などに利用するシステムを採用し、消費電力を大幅に削減している。リチウムイオンバッテリー容量は118.0kWh。6.0kWまでの交流普通充電と、直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応。

Mercedes me Charge

「Mercedes me Charge」は、EVカーライフと充電サポートを支えるサービス。主なサービスとして、新車購入から5年間または10万kmのいずれかまで、一般保証修理、定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)、24時間ツーリングサポートを無償提供する保証プログラム「EQケア」を含んでいる。ほかにも、10年または25万km以内でのバッテリー残容量が70%に満たないと診断された場合の保証サービス、専用の充電カードを用いて全国の提携充電器を申し込みから1年間無料で利用できる、といったサービスが受けられる。

テレマティクスサービス「Mercedes-Benzデジタルプロダクト」は、自動車が通信することで「安心・安全」と「快適」の両面からカーライフをサポート。24時間緊急通報サービス、24時間故障通報サービス、リモート(車両)ステータス確認などを3年間無料(以降7年間自動継続)で提供する。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。