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アサヒビールは12日、アイリッシュウイスキー『ザ・セクストン シングルモルト』(700ml/アルコール40%/4,565円)を発売した。日本で人気上昇中のアイリッシュウイスキーの中でも、"冒険心を持つウイスキー愛好家向け"のウイスキーとのこと、さてその味わいは?

( Life )

アイリッシュウイスキー『ザ・セクストン シングルモルト』が日本上陸、その味わいは?

NOV. 13, 2024 10:57 Updated DEC. 23, 2024 17:16
Text : 横山茉紀
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アサヒビールは12日、アイリッシュウイスキー『ザ・セクストン シングルモルト』(700ml/アルコール40%/4,565円)を発売した。日本で人気上昇中のアイリッシュウイスキーの中でも、"冒険心を持つウイスキー愛好家向け"のウイスキーとのこと、さてその味わいは?

アイルランドでは"貴重なもの・神聖なものの管理をする人"を表す「墓守」の名を冠した『セクストン』。ガイコツの墓守を中央部に配したミステリアスなラベルデザイン、六角形のボトルが目を引く。2017年にアメリカで発売して以来、2023年までの6年間で販売箱数(全世界)が3倍に伸長するなど力強い成長を遂げているブランドなのだそうだ。

製造はブッシュミルズ蒸留所で、アイルランド産麦芽を100%使用。アイリッシュウイスキーの伝統的な手法である3回蒸留、オロロソシェリー樽で4年間熟成することで、ドライフルーツのリッチな味わいとシェリーの深みある風味を引き出しているという。

この日開かれた発表会で一口試飲させてもらうと、熟成期間4年とは思えない深みとコクが印象的だった。ナッツやダークチョコレートのような香り、ハチミツのように滑らかでイチジクやレーズンを思わせるような甘美な味わい。飲み終わった後の優しくウッディな余韻が"もう少し飲みたいな"という気持ちにさせてくれる。

会場ではバーテンダー考案のカクテルも提供された。Bar Adenium 峰岸翔弥氏考案の「CAUSEWAY HIGHBALL」は、セクストンにラズベリー、ほうじ茶、エルダーフラワートニックを加え炭酸で割った1杯。フルーティーな飲み口ながら、ほうじ茶がウイスキーのコクのある味わいを引き立てており、上品な仕上がりだ。

  • 「CAUSEWAY HIGHBALL」

一方、Bar RENRi 宮ノ上哲太氏考案の「SIXTONE FASHIONED」は、ペドロ・ヒメネス、濃く抽出したアールグレイ、プレミアムソーダを合わせ、スターアニスを添えたカクテル。こちらはリッチでエレガントなニュアンスを持つセクストンの味わいを最大限に引き出した1杯だった。

  • 「SIXTONE FASHIONED」

ほかの材料を引き立てたり、引き立てられたりと、クセがなく初心者でも飲みやすいアイリッシュウイスキーの特徴をそのままに、カクテルにも合わせやすいブランドだと感じた。

同社はセクストンについて「新しいものを求める方、革新的なものを求める若い世代の方をターゲットにしています。こだわりのあるバーなどで展開し、新しいアイリッシュウイスキーの可能性を広げていきたい」としている。

ロックやハイボールはもちろん、カクテルにも合わせやすい「セクストン」。ぜひ味わってみては?


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