NTTドコモは11月24日から新たに「dカードPLATINUM」のサービス提供を開始しました。dカードGOLDよりさらにランクの高いカードが誕生し、その内容に注目している方も多いのではないでしょうか。
年会費は29,700円(税込)の年会費ですが、ドコモ利用料金の20%還元など、魅力的な特典が付帯しています。今回はdカードPLATINUMの特典の魅力と、どういった人が持つのに向いているかご紹介します。
dカードPLATINUM の基本スペック
年会費は29,700円と、dカードGOLDの11,000円に比べると高く見えますが、三井住友カードプラチナの55,000円、アメックスプラチナカードの16万5,000円など他社プラチナカードの年会費と比較しても低価格な設定となっています。
正直に言いますと、dカードGOLDのスペックに比べると旅行保険の保障額はそれほど変わらず、基本還元率も同様の1%で、大きな差はありません。しかし、このカードの最大のメリットは、dカードPLATINUM限定の特典を活用することで年会費以上の恩恵を受けることができる点にあります。
毎月20万円以上の利用でメリット最大に! dカードPLATINUMの独自特典
dカードPLATINUMに付帯する多数の特典のうち、代表的なものを紹介します。
ドコモ利用料金の還元率が最大20%
本カードの目玉ともいえる特典で、ドコモの利用料金に対して以下のように最大20%還元されます。
カード入会の初年度は、ショッピング利用金額に関係なく、一律20%還元を受けられます。2年目以降も20%還元を継続するには、ひと月あたり20万円以上のショッピング利用が必要です。
ポイント還元率は、ポイントが付与される前々月の16日~前月15日の1か月間のショッピング利用金額で判定されます。
マネックス証券のクレカ積立で最大3.1%
マネックス証券でクレカ積立を行うと、最大3.1%還元を受けられます。三井住友カードプラチナプリファードの3%還元に対抗しているのか分かりませんが、現時点ではクレカ積立に関して、dカードPLATINUMが他社をしのいで最大の還元率となっています。
ただし、以下のように還元率は積立額やショッピング利用金額によって変動します。
仮に毎月10万円の積立を設定する場合、年間の獲得ポイントは3.1%還元で計算すると最大37,200ポイントとなり、これだけでも年会費の元が十分に取れます。ただし、ショッピング利用金額にクレカ積立の金額は集計対象外ですので、注意が必要です。
年間特典が最大4万円相当
年間利用額に応じて、下記のように特典がもらえます。
特典はポイント付与ではなく、複数のクーポンから選びます。ふるさと納税をする方なら、ふるさとチョイスが使いやすいですね。
最大20万円のケータイ補償
ケータイ補償が購入から3年間、最大20万円までが補償されます。dカードGOLDでは最大10万円に対し、本カードでは大幅に補償金額がアップしています。
トラベル・レストランのサービス
旅行特典では、世界各地の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」(年10回まで)が付帯するほか、レストラン優待サービスの「招待日和」は、対象のレストランのコースを2名以上利用すると、1名分が無料になる特典です。家族の記念日などに利用すると、高級レストランをお得に楽しめます。
一方で、他社のプラチナカードで付帯しているコンシェルジュサービスはありません。
dカードPLATINUMの真価はいかほど?
高級クレジットカードはこれまで、サービス重視のものが多かったですが、最近では、還元率を重視したカードが登場するようになってきました。
dカードGOLDを持っていて、毎月20万円以上カードを使っている方は切り替えをおすすめします。さらにNISAの積立で月に10万円のクレカ積立を行う方は、それだけでも年会費の元が取れるので、一つの判断基準になりそうです。
券面デザインも、ブラックで高級感のあるデザインで、柄を選べるのもほかにはない特徴です。
すでにdカードGOLDを保有しているドコモのユーザーなら真価を十分に発揮。年会費に対するメリットも大きく、これからも注目を集めるカードとなりそうです。