ばっちり整備して、純水洗車でピカピカになった我が愛車「ゴルフⅡ GLi」(1990年式)。これから長く付き合っていくうえで、気になるのは燃費がどのくらいなのかということだ。タイヤを交換し、長距離試乗に出かけてみたので、実際のところをお伝えしたい。
タイヤを「レグノ」に交換
この時代のゴルフは音や振動に対する対策が不十分で、基本、ノイズやバイブレーションが大きめだ。納車時の足元にはフォルクスワーゲン(VW)純正の15インチBBSホイールに185/55R15の「ピレリP1」(MADE IN RUSSIA!)が取り付けられていたのだが、まずはロードノイズの低減を目指して、メルセデス・ベンツ「W124」(前の愛車)にも装着していたブリヂストン「レグノ」を取り付けてみた。
レグノはすでに最新モデルの「GR-XⅢ」が出ているのだけれども、残念ながら適合するサイズがまだ販売されておらず、在庫があった旧モデルの「GR-XⅡ」を選択。ゴルフも同じⅡなのでまあいいか、というノリである。
取り付け作業を行ったのは、自宅近くのにある「タイヤ館 国立」。店長さん以下、スタッフの仕事が丁寧かつフレンドリーで、好きなお店のひとつだ。乗り出してすぐにロードノイズが減少したのがわかったのだが、とりあえずこちらは経過観察としたい。
国立~袖ヶ浦~もてぎ! 燃費はいかに
「ゴルフⅡ GLi」(1990年式)の燃費を試すのに、絶好の機会が訪れた。4月の半ば、千葉県の「袖ヶ浦フォレストレースウェイ」でヒョンデの試乗会、翌日には栃木県の「モビリティリゾートもてぎ」でホンダの取材があったので、1泊2日で初のロングドライブに挑戦したのだ。
今回は一般道の走りを確かめたかったので、東京湾を横断するアクアライン以外は全て下道を選択。初日は自宅のある国立市から袖ヶ浦、取材終了後に茂原市や横芝光町、香取市、そこから霞ヶ浦東岸の茨城県行方市、石岡市を経由して茨城県笠間市内のホテルへ到着した。夕方から夜にかけて走ったこのルートは田園地帯を通る道路が大半を占めていて、クルマや信号の数が少ないこともあって、気持ちのいい走りが楽しめた。窓を開けて走っていると、水を張った田んぼからカエルの大合唱が聞こえてきたのもよかった。
翌日は栃木県茂木町での取材を終えた後、益子町から真岡市の北部を抜けて4号線へ出て、ハイペースで一気に南下したあと幸手市、蓮田市、川越市、入間市などのディープな埼玉内陸部を抜けて多摩湖から東京都へ進入。そのまま南へ下って国立市に帰着した。2日間トータルで走行距離は450km、自宅近くのガソリンスタンドで給油したハイオクガソリンはジャスト36.0Lだった。
満タン法で計算した燃費は12.5km/L。正直、数値はもう少し伸びると思っていたのだが、まあ、トランスミッションが34年前の3速ATということを考えれば十分かも。こちらも折に触れて経過観察していきたい。