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共有家計簿アプリを運営するOsidOri(オシドリ)は、夫婦のお金と2025年に向けたアンケート結果を1月6日に発表した。調査は2024年12月21日~31日の期間、アプリを利用している20~40代の男女296名を対象に行われた。

( Money )

2024年に貯金できた金額、27.3%が「50万円未満」 - 年代別「200万円以上」の割合は?

JAN. 09, 2025 07:00 Updated JAN. 07, 2025 14:09
Text : 安藤美耶
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共有家計簿アプリを運営するOsidOri(オシドリ)は、夫婦のお金と2025年に向けたアンケート結果を1月6日に発表した。調査は2024年12月21日~31日の期間、アプリを利用している20~40代の男女296名を対象に行われた。

  • 2024年に貯金した金額

はじめに、2024年に貯金した金額を尋ねると、20代はやや低い傾向にあるが、30~40代は200万円以上の貯金額が全体の25%前後の数値となっており、共働きの高い収入から貯蓄へと資金が流れていると想定される。

一方で50万円未満についても20代、40代が33%前後と同様に高い比率に。貯金額で大きな差が表面化しており、収入による二分化が進んでいることが明らかになった。

  • 2024年に投資に回せた金額

2024年に投資に回せた金額については、先程の貯金よりも顕著に二分化が進む結果に。全体の24%弱が200万以上の投資が実行できているのに対して、50万未満も全体の39.7%と高い数値となっている。

NISAやiDeCo、保険の利用及び加入について質問すると、NISA利用率は全体で80.1%の利用率となっており、特に20~30代の利用者が多いことが明らかになった。一方で40代は70%程度まで減少する傾向が見られる。

iDeCoは2022年の改定からほとんどの人が加入できる状態ではあるが、現状は全体で34.0%、20代においては19.6%とまだ加入率は高くない。

生命保険は全体で73.6%が加入しているという結果に。20代においては55.9%と約半数が加入していないが、一方で30代は80.8%が加入している状況。家族構成の変化などが大きな影響を与えていると想定される。

  • 詳しくなりたいお金の情報

お金・金融情報のニーズにおいては、「NISA/iDeCo」「家計/節約術」「税制(ふるさと納税、確定申告、収入の壁など)」がそれぞれ8割前後と高い関心を持たれていることが明らかに。

また一定のリスク商品であり、利用顧客が絞られる「暗号資産」や「不動産投資」「外貨/FX」については、「余り関心がない」がそれぞれ5割を超えたことがわかった。

一方で「どちらでもない」が高いのが生命保険であり、強い関心はないが、無知でもいられないという家族層の課題が見られる結果になった。

  • お金についてどこで学ぶことが多いか

お金の知識は今や66.6%が「SNS」を介した学びとなっており、次いで「ブログ、ネット記事」が49.8%、「書籍、新聞等」が37.1%と続いた。

一方で「銀行や証券、保険会社の窓口」では11.0%、ファイナンシャルプランナーが14.7%、「金融セミナー」が7.4%、「有料の金融教育サービス」が0.3%と、全体として企業が提供する金融ノウハウを提供する場においては、家族顧客の利用が進んでいない傾向が見られた。

  • 2024年に最もお金をかけたもの

  • 2025年に最もお金をかけたいもの

また、2024年に最もお金をかけたのは「旅行」(38.7%)だった。続いて結婚式や住宅購入、子供の資金など、ライフイベントに関する出費が大きかったことがわかった。

2025年に最もお金をかけたいのは「旅行」で全体平均52.3%。20~40代まで全層において最も関心が高く、他の項目と大きな差が。

2025年に貯金したい金額は、2024年に貯金した金額と比較し、より高い金額を設定している傾向がある。年間200万円以上の貯金を27.7%の家庭が望んでいることが明らかに。

また投資においては2024年と大きな変化はない。NISAの積立投資枠や成長投資枠の範囲での投資を実施していると想定され、その範囲内での投資を2025年も継続して実施されるものと想定される。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。