携帯電話・スマホの登場以来、通常の腕時計をしなくなったという人は多いかもしれない。スマートウォッチはもはや、単なる腕時計とはまったく次元の異なる高機能を発揮する。 しかし、いわゆる高級腕時計は、そのような利便性だけでは量れない、独自のステータスを持つ存在だ。いつかは手に入れたいアイテムがある、という人もきっといるのではないだろうか。
そこで今回は、20～50代のマイナビニュース男性会員500人を対象にアンケート調査を実施。「お金があったらほしい、憧れの腕時計ブランド」を聞いた。
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お金があったらほしい、憧れの腕時計ブランドは?
Q.お金があれば手に入れたい、憧れの腕時計ブランドはなんですか?
1位「ロレックス」(24.9%)
2位「タグ・ホイヤー」(7.6%)
3位「オメガ」(6.8%)
4位「カシオ」(6.0%)
5位「グランドセイコー」(5.6%)
6位「セイコー」(3.6%)
7位「ブルガリ」(2.6%)
8位「シチズン」(2.4%)
9位「パテック・フィリップ」(1.8%)
10位「カルティエ」(1.6%)
Q.前問で回答した時計の具体的なモデル名と、その高級腕時計が欲しいと思う理由を教えてください(自由回答)
「ロレックス」
・「デイトナ：ロレックスでいちばん有名なモデルだと思う。また形や文字盤も魅力的」(34歳/サービス/販売・サービス関連)
・「デイトナ：あまり詳しくないが、高級時計と言ったらまず思い浮かべるものだったから」(52歳/その他/その他・専業主婦等)
・「デイトナ：昔から高級時計というイメージがあって、ある意味であこがれでもあったから」(44歳/その他/事務・企画・経営関連)
・「デイトナ：圧倒的なデザインのクロノグラフ。高級感が良い」(59歳/不動産/その他・専業主婦等)
・「デイトナ：普段、ロレックスのデイトジャストを使用しているので、違うタイプのロレックスが欲しいと思っている」(56歳/その他/その他・専業主婦等)
・「デイトナ：投資価値もありますし、やはり自分の憧れのブランド時計だから」(44歳/その他/その他・専業主婦等)
・「デイトナ：昔、とんねるずの番組で芸人が買わされるのを見て」(49歳/建設・土木/技能工・運輸・設備関連)
・「サブマリーナー：デザインが素敵で、品があるからです」(42歳/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)
・「サブマリーナー：『007は二度死ぬ』を観て、ショーン・コネリがつけていたサブマリーナがとても欲しくてたまりません。古いモデルなので相当高いと思いますが、憧れをもって今でも探してます」(56歳/その他/その他・専業主婦等)
・「エクスプローラー：ブランドの価値、ステータス、誇り」(49歳/食品/販売・サービス関連)
・「(モデル指定なし)：特にモデルはないです。ステータスを示すことができるのが大きい」(45歳/通信関連/営業関連)
・「(モデル指定なし)：時計の中で一番高いと思うので。買えないと思うのでこれにしました」(55歳/その他/その他・専業主婦等)
・「(モデル指定なし)：貧困で知識が乏しい小生にとって、高級時計の代名詞です。オメガも捨てがたい」(52歳/ホテル・旅館/事務・企画・経営関連)
「タグ・ホイヤー」
・「セナモデル：伝説的なF1ドライバーモデルでデザインがかっこよく、機能性も高いから」(48歳/その他/その他・専業主婦等)
・「モナコ：デザインがとてもおしゃれで機能性も抜群」(42歳/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「アクアレーサー：高級感があり、正確に時を刻みそう」(52歳/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「(モデル指定なし)：ファッション性ではない性能での高級感」(52歳/建設コンサルタント/営業関連)
・「(モデル指定なし)：クロノグラフがかっこいいから」(54歳/商品取引/専門職関連)
「オメガ」
・「スピードマスター：一番かっこいいと思う」(48歳/サービス/営業関連)
・「スピードマスター：あまりにも高級すぎるブランドは、自分には不似合いだと感じるため」(51歳/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「(モデル指定なし)：ステータスがあり、成功した気がするから」(47歳/繊維・アパレル/販売・サービス関連)
「カシオ」
・「G-SHOCK：耐久性・機能性がとても高い時計だから」(56歳/その他/その他・専業主婦等)
・「G-SHOCK：格好いいから。デザインも好み」(54歳/その他/その他・専業主婦等)
・「G-SHOCK：安いモデルは持っていて、グレードの高いやつが欲しい」(54歳/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「プロトレック：ハイセンスなのは興味ない」(46歳/その他/その他・専業主婦等)
「グランドセイコー」
・「(モデル指定なし)：やはり日本製がいいと思いました」(52歳/食品/事務・企画・経営関連)
・「(モデル指定なし)：高級で、しっかりと保管しておけば希少価値が出そう」(41歳/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)
・「(モデル指定なし)：重厚感あり、ステータスの高さを感じさせます。持つことで大人としての証になると思います」(53歳/ソフトウェア・情報処理/営業関連)
・「(モデル指定なし)：岩手県の雫石に行った際に工場があり、国産の高級時計の位置付けとして頑張ってほしいと思った」(56歳/総合電機/事務・企画・経営関連)
「セイコー」
・「キングセイコー：日本のブランドで精度が間違いないので」(50歳/その他/クリエイティブ関連)
・「プロスペック：メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手が付けている時計がセイコープロスペックで、CMやお店のポスターなどで紹介されている日本を代表する時計メーカーのセイコーの時計なので。このシリーズの時計には、昔から憧れがあります」(57歳/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「プロスペックス DIVER SCUBA：デザインが好きで、かつ一生モノになるから」(53歳/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「(モデル指定なし)：手巻き。正確で高級だから」(55歳/設計/営業関連)
「ブルガリ」
・「(モデル指定なし)：デザインが好きだから。また、高級感を感じることができるためです」(49歳/その他/専門職関連)
・「(モデル指定なし)：特に指定はありません。ロゴが好きだからです」(46歳/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「(モデル指定なし)：ブルガリが好きだから」(55歳/証券・投資銀行/IT関連技術職)
「シチズン」
・「アテッサ：文字盤が綺麗だから」(48歳/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「プロマスター：腕時計としての基本がしっかりしており、本来の目的をしっかりこなす強固な作りがよい。ハードな環境下でもわりと耐えられる、力強い存在と思います。ベルトの質もよく、ミリタリーな感じがある。着用する場面も選ばないマルチなもので、確実性があります。ブランドの安心感が高い、メイドインジャパンらしい製品です」(36歳/鉱業・金属製品・鉄鋼/その他・専業主婦等)
「パテック・フィリップ」
・「(モデル指定なし)：飽きのこないシンプルなデザインで、自分世代のあこがれのブランドだから」(56歳/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連)
「カルティエ」
・「(モデル指定なし)：妻が欲しいと言っているから」(38歳/警察・消防・自衛隊/公共サービス関連)
総評
20～50代のマイナビニュース男性会員に、「お金があれば手に入れたい、憧れの腕時計ブランド」を聞いたところ、「特にない」(25.1%)を除く圧倒的1位に「ロレックス」(24.9%)が輝いた。中でも「デイトナ(コスモグラフ・デイトナ)」への支持は熱く、多くの人がステイタスを感じる、憧れのアイテムであることがわかる。
以下、2位「タグ・ホイヤー」(7.6%)、3位「オメガ」(6.8%)、4位「カシオ」(6.0%)、5位「グランドセイコー」(5.6%)がトップ5にランクインした。
4位「カシオ」では、ほとんどの人が「G-SHOCK」を欲しいアイテムに挙げている。一見すると"高級"のイメージはない「G-SHOCK」だが、限定品やプレミアム品も多く、蒐集欲をそそる存在のようだ。
また、セイコーウオッチの高級腕時計ブランドの一つである5位「グランドセイコー」のコメントでは、6位「セイコー」との混同も見られた。結果として票が分散することになり、若干ランキングに不利に働いたかもしれない。
7位「ブルガリ」、9位「パテック・フィリップ」、10位「カルティエ」はいずれも非常に高額の腕時計をリリースしている。コメントでは「モデル指定なし」が大半で、現実の購入はあまり意識されていない。文字通り「憧れ」の存在であるようだ。
調査時期：2024年12月17日
調査対象：20～50代のマイナビニュース男性会員
調査数：502人
調査方法：インターネットログイン式アンケート
