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ロールス・ロイスがSUV「カリナン」の新型モデルを日本で初公開した。「カリナン・シリーズⅡ」の価格は4,645万4,040円からとのことだが、購入者は「ビスポーク」といっていろいろなカスタムを施すのが普通なので、実際の価格がどのくらいになるのかは見当もつかない。

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ロールス・ロイスのSUV「カリナン」が新型に! 若いオーナーの獲得に貢献?

AUG. 29, 2024 15:26 Updated DEC. 24, 2024 17:15
Text : 藤田真吾
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ロールス・ロイスがSUV「カリナン」の新型モデルを日本で初公開した。「カリナン・シリーズⅡ」の価格は4,645万4,040円からとのことだが、購入者は「ビスポーク」といっていろいろなカスタムを施すのが普通なので、実際の価格がどのくらいになるのかは見当もつかない。

  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」

    ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」が日本上陸!

ロールス・ロイス顧客の若返りに貢献?

カリナンはロールス・ロイスの新規顧客獲得に貢献したモデルだ。同社によれば、2010年には56歳だった顧客の平均年齢は現在、43歳まで下がっているとのこと。カリナンが(比較的)若いユーザーを獲得したことが、顧客層の若返りにつながったらしい。同社のラインアップの中で「最も需要の高いモデル」が、このカリナンなのだという。

  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」

    「カリナン」登場時、購入者の中で「自分で運転する」(運転手にさせるのではなく)という人は70%未満だったそうだが、いまではほとんどのオーナーが自らハンドルを握るようになり、運転手を利用する客の割合は10%を下回ったという。写真は「カリナン・シリーズⅡ」発表会に登壇したロールス・ロイス・モーター・カーズ アジア太平洋リージョナル・ディレクターのアイリーン・ニッケインさん

カリナン・シリーズⅡのボディサイズは全長5,355mm、全幅2,000mm、全高1,835mm、ホイールベースは3,295mm。排気量6,750ccのV型12気筒エンジンを搭載していて、動力性能は最高出力(馬力)571PS、最大トルク850Nmを発揮する。

  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」

    フロントの新しいデイタイム・ランニング・ライトは摩天楼からインスパイアされた垂直なデザインを採用。展示車両のボディカラーは新開発の「エンペラドール・トリュフ」。縞模様のブラウンの大理石から着想を得た色だ

  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」
  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」
  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」
  • フロント下部のバンパーはヨットの船首に見られるような鋭い斜めのラインを採用。車高を低く見せる効果もある

  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」

    「カリナン」では初採用となる23インチのホイール

  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」
  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」
  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」
  • 「カリナン・シリーズⅡ」のインテリア

  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」
  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」
  • ロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」
  • インテリア全体に約17km分の糸を使って最大220万のステッチを施してあるとのこと

若いユーザーを魅了できた理由は?

カリナンが若い顧客に受けた理由は何なのか。発表会で話を聞いたロールス・ロイス・モーター・カーズ プロダクト・マネージャーのアイヴァン・カンさんは「あくまで個人的な意見ですが、若いお客様の大部分はカリナンの『フレキシビリティー』を愛してくださっているように思います」とした。ドライバーズカーとしても楽しめるし、広いスペースを使って「プラクティカル」に使うこともできるという柔軟なキャラクターが、若い顧客に受けているのではないかという分析だ。

カリナンはロールス・ロイス初のSUVということもあり、登場時には砂漠やジャングルを走るシーンがプロモーションに使用されていたが、カンさんによると「実際のお客様は、そういう場所をほとんど走っていないようです(笑)」とのことだった。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。