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平日は広告代理店のサラリーマン、週末は海外旅行と、仕事と旅行の両立を掲げている"リーマントラベラー"こと東松 寛文氏。このほど『リーマントラベラー 週末だけで世界一周』を上梓した。しっかり働き、しっかり旅も楽しむ、そんなライフスタイルが築かれた背景や、旅慣れている東松氏ならではの"必携ギア"とは。

( Life ) いい旅に、いい出張に――トラベルギア特集

週末だけで世界一周、リーマントラベラー・東松寛文の旅スタイルと必携ギア

JUL. 09, 2024 11:00 Updated DEC. 23, 2024 17:16
Text : 岩木華子
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Contents

平日は広告代理店のサラリーマン、週末は海外旅行と、仕事と旅行の両立を掲げている"リーマントラベラー"こと東松 寛文氏。このほど『リーマントラベラー 週末だけで世界一周』を上梓した。しっかり働き、しっかり旅も楽しむ、そんなライフスタイルが築かれた背景や、旅慣れている東松氏ならではの"必携ギア"とは。

  • イラン、世界遺産のモスクの前で記念撮影をする東松氏

週末は「金曜夜から月曜朝」と考える

『リーマントラベラー 週末だけで世界一周』は、旅を始めたきっかけ、5大陸18か国を旅した世界一周の旅、そしてコロナ禍後の旅生活をまとめた一冊。

もともと"社畜寸前だった"という東松氏のライフスタイルを変えたのは、"週末は金曜夜から月曜朝まで"という考え方にあるという。

「週末は土日ではなく、金曜日の夜から月曜日の朝までという考え方に変えたら、海外旅行にも行けることがわかって。週末だけでは時間が足りないと考えて、海外旅行を一生先送りする、というのをやめました。意外と短期間でも行ってみたら、十分楽しめることに気づいたのです。」

「旅行に行けない状況は、急に変わらないので。時間の融通が利く会社へ転職するという方法ももしかしたらあるのかもしれませんが、現状、休みの中で使える時間を最大限使ってみようという発想から、いまの旅のスタイルが生まれました。」

そんなライフスタイルを続けていくなかで、仕事の取り組み方にも変化が生まれたそうだ。

「旅行に行っていろんな人に出会ったり、その中で自分と向き合ったりすると、やっぱりみんな得意不得意があると気づいて。人って苦手なこともあるし、好きなこともあるので、得意なことで200%の力を発揮して、苦手なことはミスしない101%ぐらいを目指す、メリハリをつけて頑張るっていうのは意識するようになりましたね。」

旅に目的を作り、たっぷりと非日常を味わう

旅行中は極力"仕事をしない"という東松氏。もし仕事をする必要性が出てきたとしても、休む時間を決めて、"非日常を味わう"ことを重視するという。

  • マイアミビーチでスーツを干しながら水着になってビーチを満喫

「やっぱり旅先でしか味わえないことを味わうことが、僕は一番有益だと思っています。それ(旅先でしか味わえないこと)が何かと言うと"非日常"です。」

「日常である仕事を間に挟んでしまうと、非日常が分散されてしまう。非日常ってまとまることで、すごく美味しい部分を味わえるんです。ですから、もし僕がワーケーションをするとしても、働く時間と休む時間はきちんと決めます。例えばパソコンを閉じるとか、わかりやすい動きで自分の中で切り替えっていうのをちゃんとすると思います。」

  • 東松氏とコンゴ共和国の現地女性

東松氏の旅は、休暇を取得するところからスタートする。まとまった休みが確定すると、その期間にワクワクするイベントを探したり、ベストシーズンを有している国や地域を調べたりして、行き先を決定するそうだ。

「『なぜ行くのか』『何をしに行くのか』という目的を1個必ず決めて旅行に行っています。どこの国へ行くにも"なんとなく行く"っていうことは僕は少ないですね。目的達成のためであれば、費用もしっかりかけます。」

次の旅は「アゼルバイジャンでF1レースを」

最後に、直近で行きたい国や地域を尋ねてみると「アゼルバイジャン」と答えてくれた。

「9月に3連休があって、僕はそこに1日休みを足して4連休を取る予定です。その時期に世界で面白いイベントをやっていないか調べたところ、ちょうどアゼルバイジャンで公道を走るF1レースのグランプリがありまして。」

「石油で潤っている場所なので、世界最先端の建物から、シルクロードの時代より続く旧市街までを舞台にしたレースを見てみたくて。そういう歴史ある建物の中をF1が爆音を立てて走っていくっていうのは、ちょっと気になっちゃったんですよね。」

次の旅ではカタールやクウェートを経由し、アゼルバイジャンに到着。帰路ではインドを経由し、インドカレーを食べて帰ってくるプランを計画しているのだという。木曜の夜から火曜の朝まで、濃密な旅となりそうだ。

東松氏必携の"トラベルギア"

着圧スパッツ「Goldwin Compression Calf Sleeves」

  • 東松氏ご愛用の「Goldwin Compression Calf Sleeves」

「着圧タイツはGoldwinのCompression Calf Sleeves。血行促進やむくみ軽減効果を持つ素材を使っているそうで、リカバリー目的で使っています。ふくらはぎまでの丈のものを愛用しているのですが、機内は寒いけれど、空港に降りると暑いというときに脱ぎ着が便利です。」

バックパック「BRIEFING GYM PACK MW GENII」

週末や3連休の際に行く一人旅では、基本的にたった一つのバックパックだけで旅をすると明かした東松氏。使っているのは、なんと出勤用のカバン!

  • 「BRIEFING GYM PACK MW GENII」は出勤用のカバンでもある

「旅行のためにカバンを変えると不安が増えるんです。出勤用のカバンであれば、それぞれのものがどこに入っているのか、場所を把握できているので、心配事や準備することが減ります。旅先には、日本でいつも使っている最小限の荷物だけ持っていきます。」

「BRIEFINGのバックパックを使っているんですけど、このバッグのポイントは間口がとても大きく開くこと。ノートPCが固定されるスリーブケースがついているので、空港でギリギリまで仕事しているときにも便利です。」

マルチタップ「Anker Nano Charging Station(6-in-1, 67W)」

  • 「Anker Nano Charging Station」で安心して充電もできる

また、旅先でカメラやスマートフォン、電動シェーバーなどを充電するときに便利なマルチタップも欠かせない。変換用プラグも持っていくことで滞在先でも安心して充電ができる。

週末だけで世界一周を達成した東松寛文氏。仕事や週末の価値観を変えた旅行スタイルと、それを支える愛用グッズを紹介してくれた。サクッと海外を楽しむ機会も、これで手に入れやすくなるだろう。

※写真はすべて東松氏提供

『リーマントラベラー 週末だけで世界一周』(東松 寛文 著/河出文庫 刊)

働きながら、どこへでも行ける! キューバの街中で見つけた一番の絶景、お洒落なジェントルマンを探しにコンゴ共和国へ、サウジアラビアでSNSが大炎上!?社会人3年目にひょんなことから旅に目覚め、週末と貯金を使い、3か月で5大陸18か国への世界一周を達成した「旅するサラリーマン」が旅を通じて自分らしい生き方、働き方を見つけていく“奇跡”の物語。

リーマントラベラー 東松 寛文

1987年岐阜県生まれ。神戸大学経営学部卒。平日は広告代理店で働く傍ら、週末で世界中を旅する"リーマントラベラー"。社会人3年目に旅に目覚め、12年間で86カ国206都市に渡航。総移動距離は地球23周超。2016年、3ヶ月で5大陸18カ国を制覇し、世界一周を達成。"週末海外"のスペシャリストとして『地球の歩き方』から旅のプロに選ばれる。以降、テレビ東京『ガイアの夜明け』、日本テレビ『ZIP!』等TV・新聞・雑誌といったメディア出演・執筆多数。全国各地で講演も実施。著書に『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』(河出書房新社)、『休み方改革』(徳間書店)、『週末だけで70ヵ国159都市を旅したリーマントラベラーが教える 自分の時間の作り方』が日本&台湾で発売中。連載中は『東洋経済オンライン』(東洋経済新報社)、『OCEANS WEB』(ライトハウスメディア)。2018年よりオンラインコミュニティ『リーマントラベルサロン』も主宰。2022年からはオーストラリア『ケアンズ&グレートバリアリーフ観光大使』、岐阜県羽島市『羽島市アンバサダー』も務める。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。