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トヨタ自動車は東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区)にある「LEXUS MEETS...」を4月18日にリニューアルオープンする。フルモデルチェンジ後は「和スイーツ」を主力とするカフェラウンジになるそうだが、どんな雰囲気? 内覧会で一足早く体験してきた。

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レクサスが「カフェ」をフルモデルチェンジ! どう変わった?

APR. 15, 2024 12:45 Updated DEC. 24, 2024 17:15
Text : 藤田真吾
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トヨタ自動車は東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区)にある「LEXUS MEETS...」を4月18日にリニューアルオープンする。フルモデルチェンジ後は「和スイーツ」を主力とするカフェラウンジになるそうだが、どんな雰囲気? 内覧会で一足早く体験してきた。

  • 「LEXUS MEETS...」

    「LEXUS MEETS...」ではおいしいかき氷が食べられます

レクサスのカフェは和スイーツに注力?

「LEXUS MEETS...」は東京ミッドタウン日比谷の正面入り口から入ってすぐ左にある。広くてゆったりしたスペースをぜいたくに使ったカフェで、いつ見てもけっこうお客さんが入っている。勝手な想像だが、お客さんは必ずしもクルマ好きやレクサスファンばかりではなく、普通に居心地のいいカフェとして使っている人がたくさんいそうな雰囲気だ。

リニューアル後は「和スイーツと日本各地の魅力を楽しむカフェラウンジ」となる。「車が走り、見つめてきた『道』」がモチーフで、モリゾウこと豊田章男トヨタ会長の思いが詰まった空間に生まれ変わるという触れ込みだ。

  • 「LEXUS MEETS...」

    店内はソファ席とテーブル席で構成

  • 「LEXUS MEETS...」

    カフェラウンジの奥の部分はレイアウトの変更が可能。今後はイベントやパブリックビューイングなどにも活用していく方針だ

シグネチャーメニューの「和スイーツ」でメインとなるのは、日本各地の幹線道路をフィーチャーした「日比谷 五街道団子」だ。5種類の餡で五街道を表現している。

  • 「LEXUS MEETS...」

    「日比谷 五街道団子」は抹茶餡(東海道・静岡)、栗餡(中山道・長野)、いちご餡(日光街道・栃木)、赤ワイン餡(甲州街道・山梨)、ずんだ餡(奥州街道、宮城)の5種類。5種1,300円、3種800円

  • 「LEXUS MEETS...」

    トヨタとゆかりの深い愛知県蒲郡の甘味処「秀月堂」が監修したかき氷は1,000円~。写真はいちご

  • 「LEXUS MEETS...」

    ランチメニューあり。小腹がすいているならそうめんというのもオツなチョイスだ

  • 「LEXUS MEETS...」

    お酒とおつまみも楽しめる

店内にある棚には、日本各地の多様な風土や手しごとをテーマにしたアイテムがディスプレイしてある。よく見ると、このあたりは東海、このあたりは北陸といったように、エリアごとの展示となっているので確認してみていただきたい。

  • 「LEXUS MEETS...」
  • 「LEXUS MEETS...」
  • 「LEXUS MEETS...」
  • 日本を北陸や東海など9つの地域にわけて工芸品や書籍、写真パネルなどを展示してある棚。どこかにモリゾウのサイン入り写真パネルがあるので探してみるのも楽しいかも

  • 「LEXUS MEETS...」
  • 「LEXUS MEETS...」
  • 「LEXUS MEETS...」
  • 展示品の中にはクルマのパーツを使ったオブジェもある。47都道府県の全てにトヨタのクルマ作りに関わる部品メーカーが存在していることから、このような展示としたそうだ

  • 「LEXUS MEETS...」

    クルマや道をテーマとするアート作品も展示してある

クルマ屋っぽさを押し出さない理由は?

写真を見てもおわかりいただける通り、「LEXUS MEETS...」は店舗の名前こそレクサスだが、店内のしつらえは「クルマ屋っぽさ」を前面に押し出していない。そもそもクルマそのものを展示していないし、クルマに関連するディスプレイや写真についても、何か説明プレートのようなものがあるわけではないので、よく見てみないとクルマに関する展示なのかどうかがわからないほどだ。

  • 「LEXUS MEETS...」

    例えばドアにはトヨタ・レクサスのエンブレムの透かし彫りが。説明を受けなければ見過ごすところだった

レクサスの担当者に話を聞くと、このあたりは「あえて」のようだ。間口を広くして多くの人に来店してもらうには、クルマについての解説で店内を埋め尽くしたり、ある種の説教臭さを感じさせてしまったりしてはよくない。レクサスやクルマについては「考える」のではなく「感じて」もらって、「少しでもアンテナが立てば」(担当者)それでOK、ということらしい。無意識にでもカフェでレクサス、トヨタに触れていれば、例えばCMなどでレクサス、トヨタを見た際に「ああ、あのカフェと関係があるクルマなんだな」と思ってもらえる。そのくらいで十分ということなのだろう。

だから入りやすいお店になっているわけだし、事実として、いつ見てもけっこう人が入っている様子なわけだから、レクサスの戦略は成功しているといってもいいのかもしれない。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。