オリックス・レンテックは7月18日、日本電産シンポとオムロンが製造した自動搬送ロボットに関して、法人向けレンタルサービスを開始することを発表した。サービス開始にあたって「3カ月お試しレンタルパック」を提供する。
自動搬送ロボットは、床面に敷設した磁気テープによる誘導や、コンピュータ制御によって無人走行する。工場内での作業工程間の商品搬送や倉庫内での荷物の牽引など、作業者が移動することなく部品や商品を運搬できるため、省力化・省人化が期待できる。
取り扱う自動搬送ロボットは、日本電産シンポの「S-CART100」とオムロンの「LDシリーズ」だ。「S-CART100」は、タブレット端末で自由に走行ルートを設定でき、急な経路変更にも対応が可能だ。また、障害物を自動検知し自動停止するため、安全性も確保できるという。
「LDシリーズ」は事前にルートを登録する必要がなく、内蔵するレーザースキャナーで周囲の空間距離を測定し、自動的に最短ルートを判断して走行する。また、事前に障害物を検知し、回避して目的地に到達することができるとのこと。
3カ月のレンタル料金は、「S-CART」が60万9,000円、「LD-60/LD-90」が113万4,000円、「LD-130CT」が178万5,000円(いずれも税別)となっている。
なお、同社は、2016年4月よりロボットのレンタルサービス「RoboRen」を開始した。ロボット本体のレンタルと自社専任エンジニアによる技術サポートを行っている。また、常設のロボットショールーム「Tokyo Robot Lab.」「Tokyo Robot Lab.2」を開設している。