ソニーは18日、同社製PC「VAIO」の2014年春モデルとして、3モードに変形する2-in-1 PC「VAIO Fit A」シリーズの15.5型モデル、14.0型モデル、13.3型モデルを発表した。なお、ソニーは6日付けで、日本産業パートナーズへVAIO事業の譲渡を発表しており、3月末までの正式契約締結を目指している。このため、ソニーとして発表する「VAIO」は、本モデルで最後となる。
発売日は3月8日で、価格はオープン。店頭予想価格は、15.5型「VAIO Fit 15A」のCore i7モデル「SVF15N28EJ」シリーズが195,000円前後、Core i3モデル「SVF15N27EJ」が170,000円前後。14.0型「VAIO Fit 14A」の「SVF14N29EJ」シリーズが145,000円前後。13.3型「VAIO Fit 13A」の「SVF13N29EJS」が175,000円前後。
VAIO Fit Aシリーズ。左から順に、11.6型の「VAIO Fit 11A」、13.3型の「VAIO Fit 13A」、14.0型の「VAIO Fit 14A」、15.5型の「VAIO Fit 15A」。なお、「VAIO Fit 11A」は1月28日に発表済み |
「VAIO Fit A」シリーズは、マルチフリップ式のヒンジを天板中央に備え、液晶を反転させて「タブレットモード」「ビューモード」「キーボードモード」の3段階に変形する2-in-1 PC。
ディスプレイはIPS液晶で、10点マルチタッチに対応。広色域の「トリルミナスディスプレイ for mobile」や超解像技術「X-Reality for mobile」、高コントラスト化技術「オプティコントラストパネル」などの高画質技術を採用する。キーボードバックライトやNFCも搭載。ソフトウェアは、Adobe Photoshop Elements 12を初期搭載するほか、全モデルにMicrosoft Office Home & Business 2013が付属する。
15.5型「VAIO Fit 15A」
15.5型「VAIO Fit 15A」の店頭ラインナップは2種類。カラーはCore i7モデル「SVF15N28EJ」およびCore i3モデル「SVF15N27EJ」ともに、シルバー、ブラック、ピンクの3色を用意する(型番末尾にS、B、Pが付く)。基本性能は秋冬モデルを踏襲しながら、OSをWindows 8.1 64bitに強化し、駆動時間が3時間伸びた8.5時間となっている。
「SVF15N28EJ」シリーズの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4500U(1.80GHz)、メモリが8GB(8GB×1)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、ディスプレイが15.5型ワイド(1,920×1,080ドット)で静電式タッチパネル搭載、ストレージが1TB ハイブリッドHDD、光学ドライブは非搭載。
「SVF15N27EJ」シリーズの主な仕様は、上記からCPUがIntel Core i3-4005U(1.70GHz)、メモリが4GB(4GB×1)、ストレージが1TB SATA HDDに変更される。その他の仕様は共通。
インタフェースも共通で、IEEE802.11b/g/n、GigabitEthernet、Bluetooth 4.0+HS、USB 3.0×3、HDMI×1、SDカードスロット、ステレオミニジャック、92万画素Webカメラなど。本体サイズ/重量、バッテリ駆動時間も共通で、W377.1×D253.8×H18.4~20mm/約2.29kgで約8.5時間。
直販CTOのオーナーメードモデルでは、Windows 8.1 Proや、2GBメモリ、SSD選択時で背面カメラの選択などが可能。最小構成価格は109,800円。
14.0型「VAIO Fit 14A」
14.0型「VAIO Fit 14A」の店頭ラインナップは、「SVF14N29EJ」シリーズの1種類。カラーはシルバーとピンクの2色(型番末尾にS、Pが付く)。本機もOSがWindows 8.1 64bitに強化されている。
「SVF14N29EJ」シリーズの主な仕様は、CPUがIntel Pentium 3556U(1.70GHz)、メモリが4GB(4GB×1)、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが14型ワイド(1,920×1,080ドット)で静電式タッチパネル搭載、ストレージが1TB SATA HDD、光学ドライブは非搭載。
インタフェースはIEEE802.11b/g/n、GigabitEthernet、Bluetooth 4.0+HS、USB 3.0×2、HDMI×1、SDカードスロット、ステレオミニジャック、92万画素Webカメラなど。本体サイズ/重量はW336.1×D234.9×H18~19.8mm/約1.96kg。バッテリ駆動時間は約8.5時間。
直販CTOのオーナーメードモデルでは、ブラックの本体色に加え、Windows 8.1 ProやCore i7/Core i5/Core i3 プロセッサ、2GBメモリ、512GB SSDなどのパーツを選択可能。最小構成価格は104,800円。
13.3型「VAIO Fit 13A」
13.3型「VAIO Fit 13A」の店頭ラインナップは、シルバーの「SVF13N29EJS」のみ。OSがWindows 8.1 64bitに、無線LANはIEEE802.11a/b/g/nのほか、新たに11ac規格にも対応する。
主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4200U(1.60GHz)、メモリが4GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、ディスプレイが13.3型ワイド(1,920×1,080ドット)で静電式タッチパネル搭載、ストレージが128GB SATA SSD。光学ドライブは非搭載。
インタフェースはIEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0+HS、USB 3.0×2、HDMI×1、SDカードスロット、ステレオミニジャック、92万画素Webカメラなど。有線LANは非搭載。本体サイズ/重量はW325.4×D223.4×H14.3~17.9mm/約1.31kg。バッテリ駆動時間は約12時間。
直販CTOのオーナーメードモデルでは、ブラックの本体色に加え、Windows 8.1 Proや512GB PCIe、バックライトなしキーボードなどのパーツを選択可能。最小構成価格は134,800円。