あなたの夫はイクメンですか?

「イクメン」「カジメン」という言葉が登場したように、育児や家事に積極的に参加する男性が増えたと言われる昨今。実際、妻の目にはどのように映っているのだろうか。子を持つ主婦に夫の家事や育児への参加状況を聞いてみた。

年収で育児参加するかが決まる……の??

「夫は育児も家事も一切しない。土日、夫はソファで寝てるかテレビを見てるか、携帯いじるかなので、『子供たちは会社のあなたを知らないから、あの子たちの父親像はそれになるよ』とやんわり言ったら、『しょうがないんじゃない』と言われた。『公園で○○ちゃんちのパパに会ったよ』と嫌みではなく世間話として言うと、『年収が違う人と一緒にするな』と言われた」(37歳主婦 7歳・3歳男児)。

「夫に子育てや家庭のことは期待はしない。私ができる範囲でやるかやりたくないことは、外注にする。夫は子供の教育や課外活動に興味を持っていて、そこに対する興味や協力は得られている」(37歳金融系専門職 5歳女児)。

上記のように、世の中で「イクメン」「カジメン」がもてはやされていても、依然として一切関与しない男性もやはり存在するよう。また、家事に関しては可能な限り外注し、ある程度割り切ることにより、夫への不満を募らせないよう努めている主婦もいる。一方、これとは反対に家事や育児に積極的な男性も増えているようだ。

「育児に関しては、非常に積極的に取り組んでいる。朝の時間のないときも、時間が許す限り、子供にかかわってくれている。専業主婦なので、家事に夫が協力することは考えていない。でも、休日に布団の上げ下げや食器洗い、買い物のために車を出すなど、自発的な協力があり、助かっている」(37歳主婦 6歳・4歳の女児)。

夫が家事や育児に一切参加しない妻にとっては、なんともうらやましい話だが、いずれの声も休日限定で、有職主婦であれば平日の負担が大きいのは確か。また、残業や休日出勤、出張が多い夫の場合は、その意志や意欲があっても家事や育児に割ける時間は限られてしまうというのが現実的なようだ。