子供と一緒に街を歩いていると、困惑したり、あり得ないと感じたりした人も多いはず。今回は子を持つ主婦が体験したそういったエピソードを紹介する。

まず多く挙がったのは、公共機関や施設で感じた不備や対応の悪さだ。「駅にあるエレベーターの使用。車椅子、お年寄り、ベビーカーが優先となっていても、若者やおばちゃんでいっぱいで見送ることが何度も。マナーを守ってほしいです」(38歳主婦 6歳女児・1歳男児)。

「エレベーターもエスカレーターもない駅にイラッとした。駅員を呼ぼうとしても人気がなく、自力でどうにかした。そのあと、駅員さんを見つけて意見をしたが、地盤などの話をされて、ソフトの解決を求めているのになぁと思ったことがあった」(37歳主婦 6歳・4歳女児)。

"マナー"を守らない大人たち

次に多かったのが大人の不用意な振る舞いで危険を感じた経験。「歩きタバコの人の手が子供の目線で怖い」(40歳自営・会社役員 13歳・6歳女児)。

「子供が見ている前で平気で信号無視とか交通ルール違反をする人に困惑する。交通安全を教えている目の前でやられると示しがつかなくて困る。因果応報を目の前で学ばせられるいい機会なので、ここだけの話、そういう人にはそっと呪いをかけている」(38歳自営業 7歳男児)。

直接的に迷惑を掛けているという意識がなかったとしても、ルール違反や非常識な行動は意外にも周囲には見られているものだ。社会の一員として、それを目にする子供たちに対する影響を認識し、大人1人でも自覚を持って行動するべきかもしれない。

ママたちの言動に疑問の声も

一方、子連れの親に対しても自戒した行動を自ら心掛けるべきであるという声もあった。「子連れに優しくしろという風潮だが、そうしたくなるように子連れの側もマナーを守るべき。例えば子育てサロンも児童館のイベントも皆さん好意でやっているのに、文句を言ったり、さらに高い要求をしてきたり。サービスを受けるには、それ相応の対価を払わなければならないはず。『だったら、金払って別んとこ行けや! 』と何度も心の中で毒づいていた」(40歳自営業 11歳女児・7歳男児)。

「子供がのっているベビーカーで人をかき分けながら、人ごみの中を強引に前進している人を見て驚く。まるで子供を盾にしているようだ」(28歳会社員 3歳男児)。

結局のところ、相手や周囲に対する思いやりが重要で、自分勝手な振る舞いは批難されるべきというのは、子を持つ持たないに限らず、共通した社会のルールと言えるようだ。