米Wall Street Journalの7月22日(現地時間)の報道によれば、米Appleと台湾のサプライヤらはより大きなサイズのiPhoneならびにiPadのテストを行っているという。具体的なサイズは不明なものの、iPhoneは現行の4インチ以上、iPadは13インチより若干小さいサイズが見込まれるようだ。どの時期をターゲットにした製品かは不明だが、最終的に他社の大型化のトレンドに則り、より多くのユーザーのニーズに対応するのが目的だという。
WSJによれば、過去数ヶ月に同社はサプライヤらと共同でのプロトタイピングを行っている段階といい、今年後半にリリースされるとみられるiPhoneやiPad製品群とはまた別の製品となる可能性がある。現在スマートフォンメーカー各社は5インチ以上の製品ラインナップを出しており、先日ソニーがXperia Z Ultraをリリースしたほか、9月初旬のIFAのタイミングでHTCとSamsungが6インチ前後クラスの新製品を市場投入する計画だといわれている。これらと競合し、ディスプレイサイズや用途ごとに幅広いラインナップを用意するのがAppleの狙いだとWSJでは解説する。
またWSJによれば、Appleは新型iPhoneについては先月に、新型iPadは今月末に大量生産を開始する計画だという。こちらはともに現行サイズである4インチと9.7インチを踏襲したものであり、iPadについては軽量薄型化が実現されているとのこと。タッチセンサーも薄型膜に変更されているという。Retina対応といわれる新型iPad miniについての言及はない。また以前のWSJによるレポートにもあるように、新型iPhoneでは現行モデルと同サイズ同解像度のアップグレード版に加え、シャーシを非金属のものに変更した廉価版の提供も行われるようだ。iPhoneについては8月末にも出荷開始準備が整うという。