ソニーモバイルコミュニケーションズは6月25日(中国・上海時間)、Androidスマートフォンの新製品「Xperia Z Ultra (エクスぺリア ゼット ウルトラ)」を発表した。上海で26日に開幕する携帯通信関連の国際展示会「Mobile World Expo 2013」に先駆けて開催された同社プレスカンファレンスで発表された製品となる。今夏より各市場で発売される予定だが、現時点では日本国内での取り扱いについてのアナウンスはない。

同製品は、6.4インチのフルHDディスプレイを搭載し、厚さ6.5mmの薄型ボディを実現したスマートフォン。フルHD対応スマートフォンとしては、世界最大のディスプレイ、世界最薄のボディを備えた製品だという(2013年6月24日時点・同社調べ)。

Xperia Z Ultra

Xperiaシリーズでは初となるトリルミナス ディスプレイfor mobileを採用することで、幅広い色域で豊かで自然な色が発色可能となり、繊細な色の違いを忠実に再現できるという。加えて、ソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile(エックスリアリティ フォーモバイル)」を搭載。同技術を利用した画像分析により、失われている画素を復元することが可能となり、動画をリアリティー豊かに再現することができる。

前面と背面

厚さ6.5mmの薄型ボディ

このほか主な仕様としては、CPUに2.2GHz・クアッドコアの「Snapdragon 800」(Qualcomm製)を採用。防水・防塵性能も備える。機能面では、ソニーの積層型CMOSイメージセンサ「Exmor RS for mobile」を採用した約810万画素カメラを搭載。加えて、NFC(Near Field Communication)もサポート。ソニー製のNFC対応機器と簡単に連携できる「ワンタッチ機能」や再生中の音楽を接続先のスピーカーやヘッドセットで再生する「ワンタッチリスニング」、写真や動画のコピーを簡単に作成できる「ワンタッチバックアップ」などが利用可能。

端末本体は、無駄を排したミニマルなデザインが特徴。背面にガラス素材を採用することで、美しい平滑面を実現した。カラ―バリエーションはBlack、White、Purpleの3色。

なお同社では、Xperia Z Ultraで利用できる周辺機器の新製品として、腕時計としても利用できるBluetoothアクセサリ「SmartWatch 2 SW2」を発表。同製品は、タッチ操作に有機ELディスプレイを搭載した周辺機器で、Xperiaスマートフォンで受け取ったEメールやTwitterなどの情報をディスプレイに表示することができる。

SmartWatch 2 SW2

このほか、通話に対応したNFC搭載Bluetoothヘッドセット「SBH52」、マグネット式端子を採用した充電対応型の専用スタンド「DK30」も提供する。

SBH52

DK30