セールスフォース・ドットコムは5月28日、中小企業庁が展開する中小企業・小規模事業者支援事業にて採択されたコンソーシアムからの提案において、同社が提供するクラウドサービスが選択されたと発表した。
同サービスは、全国の中小企業・小規模事業者と、弁護士や税理士、コンサルタントなど経営支援の専門家をつなぐとともに、企業間の連携および国と自治体からの情報提供を推進する取り組みで、企業の経営課題解決と競争力強化を支援するというもの。約2カ月で実装され、7月を目処に専用ポータルサイトがオープンする予定。
専用のポータルサイトでは、法務や税務などニーズに応じた専門家とのマッチングや情報交換ができる環境を提供するとともに、国や自治体が実施する中小支援事業の入手や支援申請、各種データベースや報告書などの一元的な閲覧が可能。また、中小企業・小規模支援事業者同士の連携を促進し、協業によるイノベーションの創出や新たな事業機会の開拓につなげる業務連携支援のほか、中小会計要領に基づく財務データ管理支援などの機能も段階的に提供していく予定だという。
クラウドプラットフォームと企業向けソーシャルネットワークを含むセールスフォース・ドットコムの各種サービス導入は、電通国際情報サービスが担当する。
なお、本事業を受託したコンソーシアムは、公益財団法人日本生産性本部、全国地方新聞社連合会、パゾナ、トランスコスモス、電通国際情報サービス、電通イーマーケティングワン、電通(幹事企業)で構成されている。