米Googleは4月15日(現地時間)、同社が開発を進めるメガネ型デバイス「Google Glass」の開発者向けプロトタイプ「Explorer Edition」の仕様を同社Webサイト上に公開した。あわせて、Google Glass上で動作するアプリケーションを開発できるAPIも公開した。

Google Glassは、小さなスクリーンとマイク、スピーカーなどを搭載したメガネ型の情報端末で、デバイスを手で操作しなくても情報検索や閲覧が行えるというもの。

公開されたExplorer Editionの仕様は、次の通り。本体には、さまざまな顔にフィットし、耐久性も備えたフレーム、調整可能なノーズパッドを採用。ディスプレイは、25インチの高精細画面を8フィート離れて見た状態と同等になる。

機能面では、720pの動画の撮影に対応した5メガピクセルカメラ、骨伝導トランスデューサなどを搭載。通信面では無線LAN(IEEE 802.11b/g)、Bluetoothをサポート。16GBのフラッシュメモリを内蔵し、12GBが利用可能。Googleのクラウドストレージとの同期機能も備える。

駆動時間は、通常の利用であれば1日。ビデオ録画やビデオチャット「ハングアウト」機能などいくつかの機能は多くのバッテリを消費するという。充電はMicro USB経由で行う。

このほか、Google Glassの連携アプリ「MyGlass」も提供。同アプリを利用することで、Google GlassとAndroidスマートフォンを連携させることができる。GPSやSMSメッセージングなどの機能が利用できるようになるという。同アプリはバージョン4.0.3以上のAndroid端末で利用可能。

開発者向けに公開したAPIの詳細は、同社の開発者向けWebサイトで確認できる。同サイトでは、使用事例なども公開されている。APIはJava、Pythonなどのプログラミング言語をサポートする。