Appleが開発中と噂される腕時計型端末が年内に発表されるかもしれない――。米Bloombergが同社の事情に詳しい情報筋の話として現地4日報道した。
Bloombergでは情報筋の話として、腕時計型端末に取り組む約100人のプロダクトデザイナーを抱えるチームがAppleにあり、年内のリリースを目指しているとしている。端末の機能についても述べられており、電話の発着信、地図確認機能、歩数計、心拍数のような健康関連データをモニタリングするセンサーなどを搭載するとしている。
Appleの腕時計型端末の開発を巡る報道はこのところ増えており、現地2月10日にはニューヨーク・タイムズ紙が腕時計のような端末開発に向けて試験的段階にあると報道。現地2月21日には米特許商標庁がAppleのウェアラブル端末に関する出願書類を公開した。 さらには現地2月27日に開催したAppleの株主総会では、ティム・クックCEOが既存のラインとは異なる新分野を検討していると発言したされた。ひとつの可能性として腕時計型端末の実現に期待が高まっている。
このようにAppleの腕時計端末開発を推測させる情報は増えている。ただし、Bloombergの報道で述べられた端末の機能についての発言に限れば、それほど目新しいものはない。むしろ、すでに登場しているスマートウォッチ「i'm Watch」に比べると物足りなさえ感じざるを得ない。Appleの腕時計型端末の開発の真偽さえ定かではないが、情報が増え続ける今、革新的な機能に関する続報に期待したいところだ。